米国を除く全世界にこれ1本で投資可能、バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF

・ぜひETFの森を、シェアしていただけますと嬉しいです。

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFの評価と解説

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFは、「FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス」に連動するETFです。運用会社は、ザ・バンガード・グループ・インクです。

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF


米国を除く全世界の株式銘柄(欧州、太平洋地域、新興国市場、北米地域)に、広く分散投資を行いたい場合に、バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFが使えます

米国を除く世界の株式市場の98%をカバーしている超優れものです。5807銘柄も保有して運営しているのに、年間のコストはたったの0.14%です。この銘柄に、米国市場に投資可能な海外ETFを併用すると、全世界の株式に投資する事が可能です。

ただ、アメリカの株式に投資できるETFは多数存在するので、非常に悩ましいです。例えばバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)は、米国市場のほぼ100%をも含んでいるので、併用すると全世界をおおよそ網羅する事が可能になります。

オーソドックスにいくのであれば、バンガード・S&P500ETF(VOO)と同時に購入するのでも、もちろん十分です。これらの銘柄を採用する大きなポイントは、米国市場の投資比重を自由に設定できるという点です。

銘柄が増えて面倒だと思うのであれば、単純に世界全体に投資可能なバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)や、iシェアーズ MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス・ファンド(ACWI)を利用すると良いでしょう。

(2015年8月19日更新)

 

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFの基本情報

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFの基本情報を下記に記します。取引に当たっては、証券会社のホームページにて、最新情報を取り寄せてください。

項目 内容 感想コメント
ティッカーコード VXUS -
上場市場

NYSE Arca

-
通貨 米ドル -
信託期間 無期限(設定日:2011年1月26日) -
ベンチマーク FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス -
決算日 年4回(3・6・9・12月) -
売買単位 1株 -
最低購入単価 1株:52.29米ドル(2015/5/29時点) 6,274円相当 ※
信託報酬 年0.14%(税抜) -
月間出来高 933万株 -
ETF純資産総額 3,409百万米ドル(2014年12月時点) 約4,090億円 ※ 
ファンド純資産総額 134,442百万米ドル(2014年12月時点) 約16兆1,330億円 ※
※1ドル=120円換算


●組み入れ構成銘柄

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFの保有上位10銘柄とその割合、および国別構成比率

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFの感想

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFのベンチマークである「FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス」は、米国を除く先進国、および新興国株式市場の銘柄で構成されています。

特に米国を除く世界の株式市場の98%をカバーしている、トンデモナク凄い銘柄です。まさに当ETF1本で、世界全ての株式銘柄(米国を除きます)に広く分散投資が可能になります。保有銘柄数も5807銘柄と凄いです。

投資先の市場としては、欧州、太平洋地域、新興国市場であり、米国は含まれませんが、北米地域は含んでいます。組み入れ国上位を見ると、16%近くを占める日本を筆頭に英国、カナダと続きます。

ちなみに同ベンチマークの小型株だけに特化した海外ETFとして、バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF(VSS)の売買も可能であり、パフォーマンスを比べると若干ですが小型株特化の方が優れています。長期分散投資の観点から考えると、どちらでも良いなと思います。

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFとバンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETFとの基準価額の推移の比較
青線:当ETF(米国除く全世界株) 赤線:米国除く全世界の小型株)


さらに似たような銘柄として、バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF(VEU)もあり、こちらも米国を除く全世界株に投資が可能な一本です。パフォーマンスを見ると、どちらも大きく変わらない傾向のようですから、お好きな方を選択すれば良いかと思います。

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFとVEUの基準価額の推移の比較
青線:当ETF 赤線:VEU)


なお、上述したどの銘柄を選ぼうと、米国市場の株式は組み込まれていません。基本はバンガード・S&P500ETF(VOO)との併用で問題ないと思います。

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFで分配金目的の投資は可能か?

本ETFは年に4回の分配で、2015年3月25日時点での分配金利回りが2.74%(税引前)と、この時期の株式銘柄としては、比較的、分配金利回りが高い傾向にあります。

ただし基本戦略は、キャピタルゲインを狙う長期分散投資で利用されると良いでしょう。

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFを購入できる証券会社

海外に上場しているETFですから、下記のネット証券大手でのみ取引が可能です。

●手数料が最も安い証券会社マネックス証券
●その他、買付可能な証券会社SBI証券楽天証券

海外ETF購入時の売買手数料完全比較ページはコチラ




ETF


ETFの基礎知識

ETFを使った運用手法

ETFを購入できる証券口座



海外ETF一覧&ランキング