社債に投資する分、リスクとリターンが高めのバンガード・米国短期社債ETF

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リスクも大きいが高い利回りが期待できる、バンガード・米国短期社債ETF

バンガード・米国短期社債ETFは、バークレイズ米国社債(1-5年)インデックスに連動する投資成果を目指しているETFです。運用会社は、ザ・バンガード・グループ・インクです。

バンガード・米国短期社債ETF


バンガード・米国短期社債ETFの活用で、米国の短期社債に投資する事が出来ます。米国の政府関連債券が含まれていないため、投資適格債券といっても、信用度の比較的に低い債券で占められている点には注意してください。

保有する銘柄は約1,800銘柄ですから、多くの債券に分散できる点には魅力を感じます。年間のコストも0.12%と安く、出来高も大きいです。

ただ、短期債券と言っても社債に投資しているために、価格の変動リスクは国債中心の銘柄より非常に大きいです。その代りに、利回りも当然高い水準になりますが。

個人的には、国債や社債、短期債券や長期債券など、広く分散した方がリスクとリターンの関係が良好になると思っています。iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)や、バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)のような、バランスのとれた銘柄を利用するのもお勧めです。

(2015年9月25日公開)

 

バンガード・米国短期社債ETF(VCSH)の基本情報

バンガード・米国短期社債ETFの基本情報を下記に記します。取引に当たっては、証券会社のホームページにて、最新情報を取り寄せてください。

項目 内容 感想コメント
ティッカーコード VCSH -
上場市場

NYSE Arca

-
信託期間 無期限(設定日:2007年4月3日) -
ベンチマーク バークレイズ米国社債(1-5年)インデックス -
決算日 毎月分配型 -
売買単位 1株 -
最低購入単価 1株:79.87米ドル(2015/5/29時点) 9,584円相当 ※
信託報酬 年0.12%(税抜) 安いです
月間出来高 1,332万株 -
ETF純資産総額 9,156百万米ドル(2014年12月時点) 約1兆987億円
ファンド純資産総額 10,754百万米ドル(2014年12月時点) 1兆約2,904億円※
※1ドル=120円換算


●組み入れ構成銘柄

バンガード・米国短期社債ETFの発行体別構成比率など

バンガード・米国短期社債ETFに関しての感想と評価

バンガード・米国短期社債ETFのベンチマーク、バークレイズ米国社債(1-5年)インデックスは、米国の投資適格格付の短期社債で構成されています。

米国政府が発行する債券は含まれておらず、主に工業、公共事業、金融業などの企業が発行する米ドル建ての投資適格債券が投資対象です。残存期間が1~5年の債券で、9割以上を占めています。

海外ETFとして米国の短期債券に集中投資が可能な銘柄は複数存在します。短期の米国政府債に集中投資が可能なバンガード・米国短期政府債券ETF(VGSH)や、短期の米国社債、政府債の両方に集中投資が可能なバンガード・米国短期債券ETF(BSV)などです。

過去の基準価額の値動きを見ると、政府債よりもリスクの大きい、社債のみに集中投資する本ETFの価格変動リスクが大きいですね。(ただ、リスクの代りに利回りも比較的大きくなります。)

米国短期社債と、米国短期債券、米国短期政府債券ETFの基準価額の推移の比較
青線:当ETF、 赤線:米国短期債、 黒色:米国短期政府債)


短期債の中で比較してみるとリスクが大きく見えますが、米国の中期社債(バンガード・米国中期社債ETF(VCIT))や長期社債に投資する銘柄(バンガード・米国長期社債ETF(VCLT))と比較すると、当然ながら基準価額の変動幅は相対的に小さいです。債券を選ぶときは、色々な角度から検討したいですね。

米国短期社債、中期社債、長期社債それぞれに対応する海外ETFの基準価額の推移の比較
青線:米国短期社債・BSV、赤線:米国中期社債、 黒線:米国長期社債)

バンガード・米国短期社債ETFで分配金目的の投資は可能か?

バンガード・米国短期社債ETFは毎月分配型で、2015年5月1日時点での分配金利回りは1.68 %(税引前)となっています。

基準価額の変動が緩やかな短期債券である米国短期債券(BSV)は1.02%、米国短期政府債(VGSH)は0.46%ですから、当ETFがリスクを取る代りに高い利回りを確保できている事が良く分かりますね。インカムゲインの分配金狙いの投資対象として、検討すれば良いかと思います。

バンガード・米国短期社債ETFを購入できる証券会社

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