社債の中では中間的なリスクを取る海外ETF、バンガード・米国中期社債ETF

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バンガード・米国中期社債ETF

バンガード・米国中期社債ETFは、バークレイズ米国社債(5-10年)インデックスに連動する投資成果を目指しているETFです。運用会社は、ザ・バンガード・グループ・インクです。

バンガード・米国中期社債ETF


バンガード・米国中期社債ETFを利用すると、米国の残存期間が5~10年の社債に集中投資できるようになります。ただし、金融セクターや工業セクターに偏った債券に投資する事になりますから、広く分散を効かせたい人向けではないです。

年間に必要となるコストは0.1%と非常にお得感があり、約1700銘柄近くの債券に対してお手軽に投資が出来ます。米国の短期社債や長期社債と比べると、価格の変動度合いや分配金利回りは中間的な位置づけになります。リターンを追求しつつも、リスクを抑えたい場合に検討なさると良いかと。

かなりの集中投資になる可能性が高いですから、リスクを抑えて米国の債券に投資したい場合はiシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)や、バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)のように、米国全体の債券に分散投資が可能な海外ETFを利用すると良いでしょう。

(2016年1月25日公開)

 

バンガード・米国中期社債ETF(VCIT)の基本情報

バンガード・米国中期社債ETFの基本情報を下記に記します。取引に当たっては、証券会社のホームページにて、最新情報を取り寄せてください。

項目 内容 感想コメント
ティッカーコード VCIT -
上場市場

NASDAQ

-
信託期間 無期限(設定日:2009年11月19日) -
ベンチマーク バークレイズ米国社債(5-10年)インデックス -
決算日 毎月分配型 -
売買単位 1株 -
最低購入単価 1株:84.48米ドル(2016/1/13時点) 10,137円相当 ※
信託報酬 年0.1%(税抜) 安いです
月間出来高 1,106万株 -
ETF純資産総額 5,533百万米ドル(2015年9月時点) 約6639億円
ファンド純資産総額 6,307百万米ドル(2015年9月時点) 7568億円※
※1ドル=120円換算


●組み入れ構成銘柄

バンガード・米国中期社債ETFのポートフォリオ特性値

バンガード・米国中期社債ETFに関しての感想と評価

バンガード・米国中期社債ETFの投資対象は、米国の工業、公共事業、金融業関連の企業が発行する中期社債です。構成比率を見ると、工業セクターが6割強、金融セクターが3割程度ですから、ほぼ2セクターに所属する企業の社債に投資するイメージです。

米国の債券だから単純に信用度が高いという訳ではなくて、保有債券の格付を見ると投資適格付債券で最も信頼性が低い、Baaが全体の5割を占めています。

バンガード・米国中期社債ETFの投資先の格付け別構成比


なお残存期間の長い債券ほど価格変動が多くなる傾向があります。米国の短期社債に投資が可能なバンガード・米国短期政府債券ETF(VCSH)と価格変動の様子を比較してみましょう

バンガード・米国中期社債ETFと短期社債ETFの基準価額の推移の比較
 (青線:当ETF、 ピンク線:米国短期債)


上記チャートを見ると、2013年の中旬に9%近くの暴落が発生しています。株式に比べて価格変動が小さいはずだと思い込み、多額の資金を投入すると手痛い目にあう事もあります。

分配利回りが高い債券の価格変動リスクは高くなりがちですから、投資する期間の分散もしっかりと考えられる人ならば、活用しても良いでしょう。

バンガード・米国中期社債ETFで分配金目的の投資は可能か?

バンガード・米国中期社債ETFは毎月分配型で、2016年1月8日時点での分配金利回りが3.33%(税引前)となっています。バンガード・米国短期政府債券ETF(VCSH)は2%、バンガード・米国長期社債ETF(VCLT)は4.65%ですから、ちょうど中間的な利回りになります。

米国長期社債ETFほどの価格変動リスクを取りなくないが、利回りを出来るだけ追求されたい場合に、この海外ETFの利用を検討すると良いでしょう。

バンガード・米国中期社債ETFを購入できる証券会社

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