スマート・クオリティ・オープン(スマラップ)を代替えするだけで大きな節約効果

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スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)をETFに代替え

昨今の日本市場の好調さで浮き足立っているプチ富裕層(いや、たぶん普通の人)、金融機関に全てを丸投げできるサービスに相当食いついているらしくて、ラップタイプのサービスが非常に増えてきています。

本ページでご紹介させて頂く、スマート・クオリティ・オープン(愛称:スマラップ)も、ラップ型の商品と言って良いかと。当サイトでチェックさせて頂いたラップ型ファンドと言えば、みずほ銀行が提供しているみずほラップファンドを思い出します。これもひどかったな。

スマート・クオリティ・オープン(スマラップ)のイメージ画像


スマラップと命名された当ファンド、実は三菱グループが総力を挙げて売り出した一品なようです。世の中には、多種多様な金融商品が存在しますが、この投資信託が、我々個人投資家に本当に利益をもたらす存在なのか、しっかりとチェックして参りたいと思います。

参考(Q&Aコーナー)スマートクオリティオープン安定成長と成長型を銀行から勧められました

 

スマート・クオリティ・オープン(安定型)の基本的情報

購入手数料:無料
信託報酬年率1.704%(税抜き)
信託財産留保額: 0.1%

決算日:年4回(2,5,8,11月)
運用期間:平成36年11月13日 (設定日:平成26年11月14日)
純資産総額:669億円(2015年4月時点)
運用会社:国際投信投資顧問株式会社

スマート・クオリティ・オープン(安定型)は、極めて平凡な投資信託

ファンドの名称から非常に知的な印象を強く受けますか、中身を確認すると、基本的には長期分散投資の基本に沿って銘柄を選定しているだけです。

下記のように、世界各国の株式・債券・リートに分散投資する点が、特長の全てと言って良いです。(国内株式、国内債券、国内リート、先進国株式、先進国債券、先進国リート、新興国株式、新興国債券、の8資産)

スマート・クオリティ・オープン(スマラップ)の投資先


ここでは安定型を取り上げて解説します。安定型なので、リスク資産を少なく設定しています。目標のリスク水準(投資信託の価格の変動割合)は、年率で5%です。

この数値は、かなり安全運転で資産運用を行うという意味です。投資信託のコンセプトとしては、特に興味を示すようなポイントは一切存在しません。というか、本来投資って、このようなシンプルなものなのです。この点は、悪くない。

スマート・クオリティ・オープン(安定型)のポートフォリオ

市販のETFに代替えできちゃうので、高コスト投資信託など買う必要はない

スマート・クオリティ・オープン(安定型)に投資すると、実はそのファンドを通して、下記のETFに間接的に投資をすることになります。最近、日本でも注目を浴びている、JPX日経インデックス400に連動するタイプの銘柄を選んでいたり、海外株式のボラリティを下げる目的で選んでいるETFが見受けられますが、無理をして選ぶ必要はありません。

長期的に見ると、そんなに大差が出る訳ではありません。それよりも年に2%近い信託報酬を支払う事の方が大きな問題ですよ。

投資先 投資しているETFや投資信託 ベンチマーク
日本株式 国際 JPX日経インデックス400オープン JPX日経インデックス400
日本債券 MUAM 日本債券インデックスファンド NOMURA-BPI総合
国内リート 国内リートインデックス・ファンド S&P J-REIT指数(配当込み)
先進国株式 iシェアーズ MSCIワールド・ミニマム・ボラティリティUCITS ETF MSCI ワールド・ミニマム・ボラティリティ・インデックス
iシェアーズ MSCIコクサイETF MSCI コクサイ インデックス
iシェアーズMSCIワールドUCITS ETF MSCIワールド・インデックス
先進国債券 MUAM 外国債券インデックスファンド シティ世界国債インデックス(除く日本)
先進国リート 先進国リートインデックス・ファンド(為替ヘッジなし) S&P先進国REIT指数(除く日本)
新興国株式 iシェアーズ MSCIエマージング・マーケット・ミニマム・ボラティリティ ETF MSCI エマージング・マーケット・ミニマム・ボラティリティ・インデックス
iシェアーズ MSCIエマージング・マーケットETF MSCIエマージング・マーケット・インデックス
iシェアーズ・コア MSCIエマージング・マーケットETF MSCIエマージング・マーケット・インべスタブル・マーケット・インデックス
新興国債券 iシェアーズ J.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券ETF J.P.モルガン EMBIグローバル・コア・インデックス


スマート・クオリティ・オープン(スマラップ)が投資する先に対して、下記のような普通のETFを買えば、とてつもないコストの削減が可能です。年間で、0.3%以下に抑える事が出来るのではないかと思います。

投資対象 ETFなどの名称 ベンチマーク 初年度コスト
日本株式 MAXISトピックス上場投信 TOPIX 0.078%
先進国株式 MAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 MSCIコクサイ インデックス 0.25%
国内REIT MAXIS Jリート上場投信 東証REIT指数 0.25%
海外REIT iシェアーズ米国不動産ETF(IYR) ダウ・ジョーンズ米国不動産指数 0.45%
iシェアーズ 先進国(除く米国)不動産 ETF(IFGL) FTSE EPRA/NAREIT 先進国(除く米国)不動産インデックス 0.48%
先進国債券 上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型 シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.25%
新興国株式 バンガード・エマージング・マーケットETF FTSEエマージング・インデックス 0.15%
新興国債券 上場インデックスファンド新興国債券(バークレイズLocal EM国債) バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス 0.45%

複数のETFを購入するのが面倒ならば、低コストの投資信託で十分

とは言え、「ほとんどお任せのような形で投資信託を買いたいんだよ」という気持ちがあるから、スマート・クオリティ・オープン(スマラップ)のような、極めてコストの高いものを買っちゃうわけで。

でも、毎年2%近いコストを取られるというのは、10年間で20%も取られる、もしも1000万円購入したら、200万円分は金融機関に没収されるようなもんですからね。

だったら、世界経済インデックスファンド(債券シフト型)にすればいかがでしょうか? 毎年のコストは税抜きで0.45%です。10年間投資しても、5%程度です。

ということは、スマラップなんぞを買うよりも、あなたは10年間で150万円ものコスト削減を実現できるわけで、うっかり高コスト投資信託を買ってしまうと、あとで後悔します

なお、SBI証券で世界経済インデックスファンド(債券シフト型)を買えば、もしも1000万円購入した人は、さらに0.2%もコストが下がります。

ということは、10年保有でさらに20万円のコスト削減ができるわけで、スマラップと比べると、なんと!170万円もの節約になります!

どっちが賢いか、比較するまでもありません。





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