お金のデザインETFセミナーに出席して思う事をまとめ記事にしてみた

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2015年「お金のデザインETFセミナー」出席体験談&感じた事

近年急速に人気が出てきたラップ口座、そのような状況の中で海外ETFのみに特化したラップ口座(通称、ETFラップ)を提供し始めた、新興企業である「お金のデザイン」の無料セミナーに出席してみました。

お金のデザインの資産運用セミナー


このお金のデザインETFセミナーは、当サイトのサポーター管理人が訪問しています。

彼(以下、管理人と表記)は、基本的に自分自身でカスタマイズして運用する主義です。お金のデザインが提供するサービスが、どれほどのものなのか、個人投資家の視点で体験記録をまとめてみました。ぜひとも、参考にして頂ければと思います。

 

会場の雰囲気を見ると、まだまだ、これからって感じ

セミナー自体は、霞ヶ関駅近くの「イイノホール&カンファレンスセンター4階」で開催されました。高級感溢れる会場でした。

お金のデザインETFセミナー


定員は100名でしたが、実際はパラパラと座席が埋まっている感じです。1/4程度の25人程度くらいでしょうか。20代のような若い世代は見当たらず(まぁ、初期投資資金が結構必要ですからね)、30代が少しいて、残りは中高年層です。

ご高齢者というよりも、スーツ姿でしっかりとした外見の方が多かったですね。女性は数人程度で少数派です。ただし参加されている女性は、キャリアウーマンのような知的なオーラを感じさせる印象が強いですね。

ちなみに、当セミナーに参加すると、アドバイザーでもある加藤教授の著書が頂けます。投資初心者の方が初めて読むには、少し気難しい内容かもしれないですが、無料セミナーに興味があれば参加するだけでも良いかもしれません。


退職後の資産運用―超高齢化時代のリタイアメント・マネジメント入門

正直、「世の中のラップ口座よりコストが少しばかり低いだけ」の印象しかない

今回、「お金のデザインが提供するサービスの強みは何?」となる訳ですが、簡単に述べると下記のような感じです。

・世界の5000銘柄を超える海外ETFを取り扱う
・大手証券会社が提供しているラップ口座よりは、コストが安い
・機能的ポートフォリオで、個人個人のニーズに対応したポートフォリオが提供可能
・30銘柄程度で構成され、ラップ口座やバランスファンドより細かいニーズに対応可能



正直な感想を述べさせていただくと、

超シンプルなETF商品を、わざわざ複雑化して、どうすんの?

株式会社会社お金のデザイン


と思ってしまいます。非常に多くの銘柄が組み込まれるために、理解度の低い個人投資家だったとしたら、資産全体の動きなど、まったく理解できなくなるでしょうね。投資一任サービスであっても、ある程度、詳細が把握できない状況は、投資する側としては問題があるように感じます。

そもそも外国証券口座を開設する事が必要な段階で、本当に人気が出るか微妙なところです。加えて、一般口座扱いになって確定申告が必要だという点も、庶民の投資家にとっては非常に敷居が高く感じました。特に英語表記である外国証券会社のHPからお金を出金するのは、非常にキツイかと。このあたりのサービスは今後改善する事を期待したいです。

基本的には狙っているターゲット層は、大手証券会社のラップ口座に多額の資金を投入している富裕層か、それに準ずる人たちか、毎月分配型投資信託のようなしょうもない商品を買っている人たちだと思いますが、現状だと敬遠されるかもしれないですね。

結局、世の中のラップ口座のファンドを海外ETFにすり替えて少しコストを下げただけ、という理解で良いかと思います。もちろん、大きな魅力を感じたら、活用を検討して良いと思います。

まだまだ体制が整っていない印象だから、様子見でも良いかと思います。仮に管理人が高齢の両親に推薦するとしたら、管理が超簡単なセゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」でも勧めると思います。

だって、超低コストのバンガードETFでポートフォリオを組んでいる訳で、本質的には全く同じ事ですからね。セゾン投信あたりで投資に満足いかないという事ならば、ご自身の金融リテラシーを向上させて、自分でポートフォリオを構成すれば良いですね。

その際に、お金のデザインのETFラップを使うほうがはるかに便利にポートフォリオ構築や管理が出来るとなれば、お金のデザインを利用しても良いでしょう。

お金のデザインETFセミナーの詳細を、もう少し解説してみる

ここからは、ご興味がある方だけお読みになれば良いかと思います。もう少し細かいコンテンツになります。

お金のデザインセミナーの会場


基本的に株式会社お金のデザインが、ETFラップを開始した理由と言うのが、「比較的簡単に、かつコストを安く、ちゃんとした人にちゃんとした運用をしてもらいたいニーズに応えたい」と言う事。

(ならセゾン投信でもいいじゃん、と心の声は押し殺して)理念には共感致します。例えば個人投資家にありがちな、次のような悩みを解決したいという、熱い心意気があるようです。

・株・不動産・債券・コモディティ、一体何を使って運用すれば良いのか分からない。
・どの国、どの会社に投資すれば良いのか分からない
(世界の上場している会社は、4万5千社以上。ETFは世界で5300銘柄以上。)
・個人投資家では、プロには勝てないのではないか
・無駄なコストを払いたくない
・保有し続けた方が良いのか?買い替えた方が良いのか分からない



ではいったい、世の中に既に有る金融商品との差別化は何か、という事なのですが・・・

■投資信託(インデックスファンド)はイマイチ
  だって、品揃えが少ないし、ETFよりコスト高いし、規模が小さいから・・・
国内ETFもやっぱりイマイチ
  コストは安いが規模が小さい上に流動性が悪い。値動きが乖離し易い上に商品数が少ない 。


ほうほう・・・。ここから海外ETFに話が流れます。

■国内のネット証券で海外ETFを買えばどうか?
 イマイチですよ~、品数少ないし売買コスト高い(1銘柄25ドル)、為替手数料も高い(0.25%)
■だったら海外証券会社で海外ETFを直接購入は?
 敷居が高いですよね! 口座の開設方法が分からない上に、自分でETFを選ぶ判断が出来ない
■グローバルのETFや投信(例えばセゾン投信とか)を1個買えば良いのでは?
 お金のデザインのように、もっとバランス良くそれぞれのお客様一人一人に合ったものが作れない


そっか~、かなり個人のニーズに沿ったポートフォリオが組めるんだ。⇒実際にはお金のデザインのETFラップの評価はこんな感じ。そして、大手証券会社のラップ口座へ矛先が向かいます。

顧客一人一人のニーズにあった商品である、ファンドラップ(SMA)も問題あり。コストが高いですし、組み入れ銘柄も自社の商品ラインナップになりがち。偏りがあります!


そして、ついにETFラップが登場です。つまりETFラップは、上記の問題を極力満足させられるサービス、と言う事らしいです。なんと言っても世界中の5000銘柄以上のETFから、投資に適するETFを、中立的な立場から何のバイアスもかからないで選定、機能的ポートフォリオによって、我々一人一人にあったポートフォリオが組めるとの事です。

残念ながら管理人は、「機能的ポートフォリオ」なるものを上手に説明できません。ごめんなさい。さてお金のデザインは、ポートフォリオを能動的に運用するようです。つまりリバランスをやるという事ですね。リバランスは何をするかというと・・・

■組み入れているETFの入れ替え=より安いものに入れ替えるという事
■設定したポートフォリオ比率から外れないように定期的に資産配分比率を変更する


今回、話を聞いていて一番気になった点が、配分比率を変更するという点。どうも経済状況の変動により、どのETFの比率を高くするべきか考えて都度見直すらしいです。

と言う事はアクティブ運用っぽい動きをするのでしょうか?? ですが、「相場は予測できないという前提で、売買機会は考えない」との回答もあましたから、やっぱりインデックス運用なのでしょうか?(・・・「インデックス運用です」との発言もあり)。うーん。良く分かりません。

ちなみに、フルインベストメント方針らしいので、資金を投入した段階で全力買いします。せめて時間の分散をして欲しい気もしますが・・・。怖くて投資できないです。

さてお金のデザインの運用システムで一番気になるのが、海外証券口座自体を、我々が開設する必要があるという点です。海外証券口座の開設は少々、というかだいぶ難しいです。管理人も経験がありますが、めんどくさいでは済まされないくらい、とにかくやってられないです。

⇒参考:アメリカの証券会社を口座開設・使いにくいぞ


お金のデザイン経由であれば、サポートは色々してくれそうですが・・・、非居住者申請など、日本の証券会社とは異なる書類が必要ですからね。しかも書面などは全文英語です。

もちろん外国証券会社に自分で送金する(入金手続き)必要が当然ある訳です。お金が入金された後の売買やポートフォリオの管理はお金のデザインが行いますが、出金が気になりますね。出金したい場合は、まずお金のデザインのウェブサイトで売却を依頼、7営業日以内に現金を作るようです。

その後、外国証券会社の英語ウェブサイトから自分の口座へ、出金作業を我々が操作する必要があるとの事。いやいや、これ、投資の知識が無い上に、英語出来ない投資家にとって、超絶に敷居が高すぎです

加えて当然ながら、一般口座扱いになる訳です。つまり確定申告が別途必要と言う事。通常は全ての銘柄の損益を出して、税額計算をする必要あります。

⇒参考:海外の証券会社の確定申告が超シンドイ体験談


一応、管理人がやったみたいな面倒な作業は、少し減るようです。税務申告しやすい計算結果を、お金のデザイン側が提供すると言っていますからね。この海外証券口座は、最後まで不安要素になる恐れがあると、管理人は感じます。

仮にお金のデザインが破綻したとしても、海外証券会社に預けているお金は安全です。ですがその後は、運用・解約などの作業を自分でやる必要あります。お金のデザインが仮に亡き後、外国証券口座だけ残されても正直困る。

そもそも、そのような対応が苦手で、丸投げしたい方が集まるはずですから、大丈夫かなぁと思ってしまいますね。

一応、お金のデザインが提案している証券会社は、日本語が通じるサポートセンターがあるので問題は無いと感じますが、ご高齢者にとってはシンドイでしょうね。

以上、お金のデザインETFセミナーのご報告でした。引き続き、ETFラップの評価解説をご覧くださいませ。


【あわせて読みたい】お金のデザインの評判をコスト面で比較してみた




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