ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)なんか、買ってはいけない

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ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)をETFに代替え

みずほ証券が独占的に販売する金融商品は、みずほラップファンド新光シラー・ケープ日本株式戦略ファンドなど、ロクデモないものが多いのですが 、本ページで紹介させて頂く、ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)も、度胆を抜くインパクトさで負けておりません。

ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)


美しい販売資料を読む限りでは、金融機関側の力の入れようが非常に伝わってきます。そもそもファンド設立時点で119億円もの資金を集めていますからね。

ただ、こんな投資信託をうかつに購入すると、お金が増えるどころか、減るリスクも相当に大きいです。一体、何が楽しくて投資するのか、あなたに聞いてみたい気分でいっぱいです。

 

ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)の基本的情報

購入手数料:3.24%
信託報酬年率2.6784%(税抜き)
信託財産留保額: 0.1%
運用期間:平成37年3月14日 (設定日:平成27年4月13日)
純資産総額:118億円(2015年4月15日時点)
運用会社:リクソー投信株式会社

信託報酬で2.6%って、こんなぶったまげた高コストファンド、久しぶりに見たよ!
購入手数料だって、今や無料が常識になりつつある中で、3.24%なんて。

合計したら初年度に6%近く抜かれるわけで、あなたは市場の平均値から6%も低い位置より投資スタートですよ。この時点で、あなたは世間に完全に負けているのと同じです。買った瞬間に、あなたの資産は6%の価値を失っているという事なんですよ、このコストは

ミルバーン・コーナーストーン・ファンドは、超絶に投機的な投資信託

美しい販売資料を読ませて頂きましたが、中身が複雑すぎて、非常に分かりづらい! 今すぐ、ゴミ箱に投げ捨てたい気持ちが沸き上がってきました・笑。

当ファンドの最大の問題は、下記に示すように、100以上の先物取引、つまり投機的でギャンブル的な運用である、デリバティブ取引を積極的に利用している点です。これで長期投資が出来ると断言しているので、商品を作成している側の考え方に、脱帽です。

ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)が何を言おうとしているのか分からない点


というか、上記の能書きを見て、どんな投資家、あなた理解できますか?? 投資信託には多少詳しい管理人が見ても、サッパリ分かりません。理解できないものに投資してはならない、という投資の大原則に反しますから、私ならば買いません。

投資先の詳細を、もう少々くわしく見てみると・・・・

詳細も、ざっくり説明してみましょう。ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)の強みは、下記のような感じです。強みって、相手側の言い分という意味ですが。

・幅広い投資対象
・売り建ても利用、下落局面でリターンの獲得
・100以上の先物取引(デリバティブ取引)で、上昇・下落両方で利益を積極的に取りに行く
・ポートフォリオ調整によりボラティリテイ(価格変動)を抑制し、長期投資に適した運用



それにしても、投機(先物取引)を多用するのに、価格変動を抑えるって、不可能だと思いますよ。こんな事をやりながらも、「長期投資に適した運用」を目指すなど、投機と長期投資は完全に相反する言い分です。

具体的な投資対象、運用方法としては、世界の株式・債券・為替・商品等の先物取引(買い建て、売り建ての両方を行う)と、世界の株式・債券・REIT・MLPなどを原資産とするETF です。

ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)の投資戦略


上記のように、いたるところに先物取引と書かれていますね・・・。119億円の資金を投じた人達は、本当に、何をやっているのか分かっているのでしょうか??

あくまで管理人の個人的な感想ですが、こんな事をやって上手くいった投資信託など、全く知りません。だいいち、ちょっとした相場を予測することすら、ほとんどの投資信託では失敗するのですから。数年後に運用成績を見た時に、ほとんどのケースではごく一般的なインデックスファンドに、運用成績がボロ負けする事になります。

正直言って、上記から先物取引を省いて、ETFを利用してシンプルな分散投資をするのが、一番最適なのでは無いでしょうか? というか、あなたが先物取引をしたい目的って、一体どこにあるのか?

シンプルなポートフォリオで、投資を考えよう

ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)は、下記に示すように、多くの投資対象を提案しています。ETFを利用するのは、オレンジ色の部分です。正直いって、こんなもんはシンプルなETFを利用すれば、誰でも簡単に再現できるんです。しかも超絶低コストで。

ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)の投資対象


再度、主要な投資対象を確認しますが、世界の株式、債券、REITに投資できれば良いのです。為替取引や商品の取引なんて、完全にゼロサムゲームのギャンブルですし、一般人がわざわざ手を出す必要性など、全くと言ってよいほど、有りません。(ましてはMLPなど、聞いたことないでしょ?)

シンプルにETFに投資

普通に利用できるETFやノーロード投資信託で、あなたの「取り分」は大幅に増えます

当サイトでは、ミルバーン・コーナーストーン・ファンド(愛称:未来へのいしずえ)なんて、絶対投資しちゃいかんという立場ですので、代替えとなる提案を、2ついたしましょう。



●フリーETFやノーロード投資信託でコストを最低レベルまで削減する方法

下記の通り、ご自身でいくつかのETF(しかも売買手数料無料のETFを使える)、あるいは最初から販売手数料が不要な、ノーロード投資信託を使います。年間のコストは、0.3%以下に出来ます。

仮に300万円をミルバーン・コーナーストーン・ファンドから、下記ファンド郡に切り替えるだけで、初年度にあなたが抜き取られるお金が、約18万円からたった9000円に削減できます。

そしてその分、リターンの向上の可能性が増えるのですから、洗練された投資家ならば、どちらを選ぶかお分かりでしょう。(いや、子供でも分かるか)

投資対象 ETFなどの名称 ベンチマーク 初年度コスト
日本株式 MAXISトピックス上場投信 TOPIX 0.078%
日本を除く先進国株式 MAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 MSCIコクサイ インデックス 0.25%
国内REIT MAXIS Jリート上場投信 東証REIT指数 0.25%
海外REIT <購入・換金手数料なし>ニッセイ グローバルリートインデックスファンド S&Pグローバルリートインデックス(除く日本、配当込み) 0.45%
外国債券 上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型 シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.25%



●複数のETFを1本の投資信託にした世界分散バランスファンドでコスト削減する方法

上記の表のように、複数のETFなどを買うのがめんどくさい、と言う人は、世界の株(先進国、新興国及び日本、太平洋地域)と、債券(先進国と日本)に、広く分散投資する、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに投資すると良いでしょう。

この場合でも、初年度のコストは2万3000円程度となり、15万7000円のコスト削減となって、このお金の取り分が、金融機関からあなたに移ります。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの解説動画


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