ボッタクリ以外の言葉が見つからぬ、ダイワ新成長株主還元株ファンド(株主の微笑み)

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ダイワ新成長株主還元株ファンド(株主の微笑み)の評判はどう?

大和証券の販売網を活用して、全力で販売したと思われる当ファンド。設立から数か月ですが、すでに大和証券のランキングにも顔を出して、人気ファンドになる気配があります。

ダイワ新成長株主還元株ファンド(株主の微笑み)


大和証券の単独販売であるのに、すでに428億円の資金を集めているから、大したものです。かなりの数の個人投資家が、当ファンドを購入しているのでしょうか。当サイトでも、本当に価値があるのか見極めたいと思います。

(2015年5月15日公開)

 

ダイワ新成長株主還元株ファンド(株主の微笑み)の基本的情報

購入手数料:3.24%(税込み)
信託報酬年率1.62%(税込み)
信託財産留保額: なし
運用期間:平成31年9月17日(設定日:平成26年9月18日)
決算日:年4回(毎年3・6・9・12月の各17日)
純資産総額:428億円(2015年4月末時点)
運用会社:大和証券投資信託委託株式会社

セールスポイントである「機動的なポートフォリオ変更」も大した事が無い

ダイワ「新成長株主還元株」ファンドなどというたいそうな名称を付けているものの、投資対象は単純に国内の株式です。でベンチマークは「JPX日経インデックス400」。これを凌駕する運用成績を目指す、アクティブ型の投資信託になります。

で、ベンチマークに勝利する事が最大のセールスポイントになるはずなのですが、すでにボロ負け状態で、今後の運用成績にまったく期待できません。毎年、大幅に負けている上に、設定来からすると約6%も負けている「投資不信託」といえるでしょう。

ダイワ新成長株主還元株ファンド(株主の微笑み)の基準価額とベンチマークの差異

この分配方針・・・、よく次から次へと考えつくな。。。

そんなにも運用成績がボロボロの、投資価値の無い状態なのに、なぜか資金は異様に集まるという矛盾が生じています。で、何でなのかと販売資料をジーッと見ていたら、「これは明らかに個人投資家に売りさばく目的で、計画的に商品設計をしているだろ!」というポイントを発見しました。

それが、コチラ。年に4回の分配方針ですが、下記のように分配額が、基準価額に連動するシステムのようです。

ダイワ新成長株主還元株ファンド(株主の微笑み)の分配金排出のルール


このシステム、個人投資家にとっては今後の分配方針が明確になるうえ、多額の金額が期待できるのですから、非常に魅力的に映るでしょう。金融機関側にとっては、基準価額を意図的に抑える事が可能になり、(基準価額が高いと、庶民が買わないから)、お互いにメリットが高い商品設計です。

いやあ、よくもまあ、次から次へと色んなテクニックを考えるものですね! ビックリですよ。こんな目くらましのような事をやっていますけど、結局はベンチマークにボロ負けですから、賢明な投資家だったら、絶対に買わないと思いますね。

シンプルなETFに代替すると、確実にコスト分は儲かる

さてこの投資信託、ベンチマークうんぬん以前に、コストが超絶に高いというだけで、投資価値は無いと言い切っても良いでしょう。こんな高いものを選ばなくても、素直に超低コストであるETFを利用すれば、驚く程のコストカット、つまり確実な利益の上乗せと、運用成績の改善が見込めます。

JPX日経インデックス400に連動する国内ETFとして、注目の銘柄は「MAXIS JPX日経インデックス400上場投信(1593)」です。こちらは、カブドットコム証券を利用すると、手数料無料で購入できる上に、信託報酬であるコストが比較にならぬほど安い金融商品なのです。

下記を見て、誤記と思われるかもしれませんが、これが真実です。

投資対象 ETFなどの名称 購入手数料 信託報酬
投資信託 ダイワ新成長株主還元株ファンド(株主の微笑み) 3.0% 1.5%
ETF MAXIS JPX日経インデックス400上場投信 無料 0.078%
(数字は税抜きです)


もしも100万円を投資したとしたら、初年度で4万7758円のコスト差、10年保有で17万622円のコスト差が付きます。この差は、本来すべてあなたの懐に入るものです。

これが、ダイワ新成長株主還元株ファンド(株主の微笑み)のようなボッタクリ投資信託を買ってしまうと、逆に大和証券の懐に入ります。その上でベンチマークとぴったり連動するETFに対して、大負けしますからね。

この投資信託を買うと、間接的にあなたは株主になりますが、本当にほくそ笑んでいるのは、実は大和証券だという事なのです。アーメン。





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