いちよしインフラ関連成長株ファンドなどより、よっぽど良いETFがある

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いちよしインフラ関連成長株ファンドをETFに代替えせよ

個人投資家が投資信託を対面で購入する際、まっさきに想像するのが野村證券大和証券だと思います。しかしマイナーな証券会社でも、着実に資金を集めている投資信託も存在します。

いちよしインフラ関連成長株ファンド


今回取り上げる「いちよしインフラ関連成長株ファンド」は、「いちよし証券」のみの販売ですが、ファンド設立時(2014年12月)に114億円もの資金をかき集め、記事執筆時点では319億円(2015年4月末時点)と順調に純資産総額が増え続けています。

 

いちよしインフラ関連成長株ファンドの基本的情報

購入手数料3.24%
信託報酬年率1.8792%(税抜き)
信託財産留保額: 0.3%
運用期間:平成36年12月5日 (設定日:平成26年12月5日)
純資産総額:319億円(2015年4月末時点)
運用会社:いちよしアセットマネジメント株式会社

コスト的には、やはり相当に高いですね。いちよし証券でしか購入できませんので、手数料は、よほど銀行にとって良いお客さん(融資先とか)じゃない限り、上限の3.24%をキッチリと支払わされます。

ごくごく平凡な投資信託である雰囲気が、じわじわと漂ってくる投資信託

いちよしインフラ関連成長株ファンドの銘柄いちよしインフラ関連成長株ファンドの主な投資対象は、主に日本国内の社会インフラ関連銘柄です。

販売側のセールストーク的なポイントとしては、中小型成長企業の調査に特化した「株式会社いちよし経済研究所」のリサーチ力を活用した、アクティブ運用だという事のようです。

保有銘柄数は59銘柄で、中小成長型を中心に選んでいるため、一見すると高いパフォーマンスが期待できそうに思えてきます。しかし、組み入れ上位10銘柄を拝見すると、誰もがご存じの企業名が連なっているますね。

加えて、投資先企業の上場している市場別で見ても、成長銘柄が多いJASDAQやマザーズ市場の組み入れ比率が10%以下と、イマイチ感が満載です。

これまでの経験上、このようなアクティブ運用の投資信託の運用成績は無残な結果が多いですね。

いちよしインフラ関連成長株ファンドのポートフォリオ


ジーっと見ていると、このような普通っぽい投資信託に、初年度のコストを5%も徴収されるのが、なにか非現実的で、まるであの世の出来事のような気がしてくるから不思議です・・・。

既に日本市場の平均的な運用成績に惨敗している事実

超絶にコストが高いアクティブ運用型の投資信託ですから、運用成績が非常に気になります。そこで日本の株式市場の代表的な指数、TOPIXに連動するETFである、MAXISトピックス上場投信(1348)と比較してみましょう。

その結果は、下記のようになっており、アクティブ運用だと豪語している事が恥ずかしくなるくらいの惨敗ぶりです。 投資信託を利用した、新手の羞恥プレイと言えるでしょう。

いちよしインフラ関連成長株ファンドとETFの比較


まあ、まだ5か月目の数字ですから、本来はもっと長期的に、例えば少なくとも3年程度は大目に見てあげたい気分もありますけれど、さすがに早々にここまで大差をつけられるとなると、将来的に全く期待が持てない投資信託だと感じざるを得ません。

国内のETFを利用すれば、いちよし証券に多額の手数料を支払う必要が無くなる

上記までで、いったい何のためにあなたは、膨大なコストをいちよし証券に献上しなければならないのか、少しは疑問に感じていただけたかと思います。

圧倒的に低コストであるETFを利用すれば、余計な固定費が凄まじく削減できるため、あなたはその現実を知ったら、きっと腰を抜かすに違いありません。

項目 ETFなどの名称 ベンチマーク 購入手数料 信託報酬
投資信託 いちよしインフラ関連成長株ファンド なし 3.0% 1.74%
ETF MAXISトピックス上場投信 TOPIX 無料 0.078%
(購入手数料は税抜き。ETFはカブドットコム証券でフリーETFとして購入数るので、手数料は無料)


では具体的に、あなたのお金はどれほど節約できるか見てみましょう。コストを、甘く見てはなりませんよ。100万円投資した場合に、どれほどの差が出るか、下記を見てください。

商品種別 いちよしインフラ関連
成長株ファンド
MAXISトピックス上場投信 コスト差
購入時手数料 3万2400円 0円 3万2400円
信託報酬 1万8792円 780円 5万0412円
初年度のコスト 5万1192円 780円 4万6887円
2年目以降のコスト 1万8792円 780円 1万8012円
10年間保有した場合の総金額 22万0320円 7800円 21万2520円


投資初年度で既に5万円近くのコスト差が発生しており、10年程度の運用であれば21万と非常に大きな手数料の違いが表れて来ます。100万円の軍資金で、21万円も手数料を金融機関に支払う事を良く考えてみるべきですね。

おそらくETFのコストを見て、「何かの間違いでは?」と仰天したかもしれませんが、これが世界の常識なのです。(いちよしインフラ関連成長株ファンドに22万円も支払うなんてのは、非常識)

まるで「保険の見直し」みたいに、投資信託もきちんと見直すと、大変な家計の節約につながります。上記の21万円ものお金は、本来あなたのお金なのです。




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