成績的には超普通なのに、コストだけは一流と言う、イーストスプリング・インド株式オープン

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イーストスプリング・インド株式オープンの評価

新興国に投資するタイプの投資信託は、潜在的な成長性を全面に出して説明しやすいので、金融機関側にとっては売りやすい商品ではないでしょうか。イーストスプリング・インド株式オープンも、それと同様な状況かもしれないと思って、調べてみました。

イーストスプリング・インド株式オープン

(2015年6月13日公開)

 

イーストスプリング・インド株式オープンの基本的情報

購入手数料:3.78%(税込み)
信託報酬年率1.92516%(税込み)
信託財産留保額: 0.3%
運用期間:無期限(設定日:平成16年9月30日)
決算日:年1回(毎年9月30日)
純資産総額:969億円(2015年4月末時点)
運用会社:イーストスプリング・インベストメンツ 株式会社

いや~、コストが猛烈に高いですね。コストがあなたをどれだけ苦しめるか、以下記します。

この投資信託の特徴は、「コストが高い」ことのみ一点である!!

イーストスプリング・インド株式オープンの投資対象は、インドの株式です。ベンチマークのCNX Nifty Index( CNX Nifty指数)を上回る運用成績を目指すアクティブファンドですね。

そもそもコストが超絶に高く、毎年2%も信託報酬を要求する訳ですから、運用パフォーマンスが良い事が大前提です。しかし残念ながら、ベンチマークと比較したチャートが見当たりません。そこで同ベンチマークに連動する国内ETFNEXT FUNDS インド株式指数・CNX Nifty連動型上場投信(1678)と比較してみた結果が、こちらになります。

イーストスプリング・インド株式オープンとベンチマークとの差異


アクティブ運用ではなくて、インデックスファンドと宣言した方が良いくらいの状況です。これで2%の信託報酬を要求する図太さには、驚きを隠せません。

再投資で資産を雪だるま式に増やしたいとしても、下記のように過剰な分配金も出すのですから、(これは基準価額を高くしないためにやっているのだと思います)、利用価値を見出せませんね。

純資産総額が948億円も集まっていますが、どのような根拠の元に当ファンドを選んだのか、購入者(投資家)聞いてみたいものです。

イーストスプリング・インド株式オープンの分配金

ETFに代替えすることで、あなたの手元には、はるかに多額の富が残る

新興国の一つであるインドへの集中投資はお勧めできませんが、どうしても資金を投入したいのであれば国内ETFのNEXT FUNDS インド株式指数・CNX Nifty連動型上場投信(1678)で代替が可能です。

実際に必要になるコストを比べてみると、毎年必要になる信託報酬を半分程度に抑える事が可能になる上、購入手数料を驚くほど削減できます。

カテゴリ ETFなどの名称 購入手数料 信託報酬
高コスト投信 イーストスプリング・インド株式オープン 3.24% 1.92516%
国内ETF NEXT FUNDS インド株式指数・CNX Nifty連動型上場投信(1678) 0.0525%※ 1.026%
(数字は税込みです)※SBI証券で100万円投資時の手数料525円換算の手数料率です。


長期間、保有して資産運用をおこなった場合に、上記のコスト差が顕著に表れます。もしも100万円の資金を10年間保有した場合で、約12万円も手持ちにお金が残る事になります。

10年間、運用成績がほとんど変わらないであろう金融商品に対して、12万円もの余計な資金を提供する事は、本当に馬鹿らしいと思いますよね。


●100万円投資の時のコスト差
ファンド名 5年間保有のトータルコスト 10年間保有のトータルコスト
イーストスプリング・インド株式オープン 12万8,658円 22万4,916円
NEXT FUNDS インド株式指数・CNX Nifty連動型上場投信 5万1,825円 10万3,125円
ETFとのコスト差 7万6,833円 12万1,791円


●300万円投資の時のコスト差
ファンド名 5年間保有のトータルコスト 10年間保有のトータルコスト
イーストスプリング・インド株式オープン 38万5,974円 67万4,748円
NEXT FUNDS インド株式指数・CNX Nifty連動型上場投信 15万4,894円 30万8,794円
ETFとのコスト差 23万1,080円 36万5,954円


●500万円投資の時のコスト差
ファンド名 5年間保有のトータルコスト 10年間保有のトータルコスト
イーストスプリング・インド株式オープン 64万3,290円 112万4,580円
NEXT FUNDS インド株式指数・CNX Nifty連動型上場投信 25万7,494円 51万3,994円
ETFとのコスト差 38万5,796円 61万586円


凄いコストの差が、現実に発生するようです。仮に500万円もの資金を投資信託ではなくて、ETFで運用すれば、10年間で60万円を超える差になる点は驚きですよね。コストの差は、利益の差と考えて良いかと思いますから、低コストの商品を上手に利用する事は非常に重要な訳です。

ただし、インド株だけに300万円とか500万円を集中して突っ込むのは、よほどそこに理由を見出すような、普通レベルではない投資家だけしか、やってはなりません。その点も含めて、十分にあなたの投資行動が「マトモ」なのかどうか、考えるようにしてください。




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