DRC日本株アクティブファンド(愛称:Jクルーズ)に投資して、ロクな事が無いだろうという予測

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DRC日本株アクティブファンド(Jクルーズ)、投資で事故りたい人に最適のファンド

投資経験のない(あるいは少ない)市民に対して投資信託を売りつける必要がある場合、キャッチコピーと美しい販売資料さえ用意できて、あとは営業担当者の「熱意」さえあれば、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れまくる事でしょう。

DRC日本株アクティブファンド(Jクルーズ)


当ファンドは、金融機関の「思い」が込まれたファンドです。「効率的でゆとりのあるクルーズ」にするために、あなたから多大なコストを抜きとります。だからと言ってマトモな運用をしてもらえるのか、それは相場を相手にする事ですからね、・・・神のみぞしか知らない世界に、旅立ってください。

(2015年12月16日公開)

 

DRC日本株アクティブファンド(愛称:Jクルーズ)の基本的情報

購入手数料:最大3.24%(税込)販売会社は三菱UFJモルガン・スタンレー証券のみ
信託報酬年1.5552%(税込)
信託財産留保額: なし
決算日:年2回(毎年6・12月2日)
・信託期間:2020年12月2日(設定日:2015年12月4日)
純資産総額:139億円(2015年12月時点)
運用会社:DIAMアセットマネジメント株式会社


それにしても、この三菱UFJモルガンスタンレー証券って会社は、とにかくこういう金ばかりかかる奇抜な投資信託を連発しますね。

手数料3.24%って事はあなた、日経平均株価が19000円の時に615円も株価が大暴落するのと同じレベルの金額を、いきなり三菱UFJモルガンスタンレー証券に抜かれることと同じですからね。そう考えると、アホらしいとしか思えません。そう思わない人がいるとしたら、その投資家はアホです。

まず、極めて平凡な銘柄の組み入れ状況に、何とも言えない感覚

DRC日本株アクティブファンド(Jクルーズ)の組み入れ銘柄DRC日本株アクティブファンド(愛称:Jクルーズ)は、国内株式の中から高い成長性、または割安な株価水準にある銘柄を選定して投資する、アクティブファンドです。

東証株価指数(TOPIX)ベンチマークに設定しており、至極平凡な投資信託のようです。

組み入れ上位銘柄を見ると、有名大企業がまるでインデックスファンドのごとく組み入れられており、ベンチマークを凌駕するパフォーマンスが出る気がしません。



ギャンブル的な取引に手を出して、本当に下落リスクを緩和できるのか?

それよりも当ファンドの注目ポイントは、別にあります。それは市場全体の上昇トレンドをとらえながらも、相場下落時には基準価額の下落リスクを低減させる運用を行うとの事。そんな事が出来れば誰も苦労しないのですが・・・。


DRC日本株アクティブファンド(Jクルーズ)の投資の仕組み


この件に関して具体的に書面を読んでいくと、非常に気になるコメントが記載されています。「下落局面では、株価指数先物の売り建てを行い、基準価額の下落を抑える」と。これは、デリバティブ取引も組み込むという事です。

おとなしく現金化すれば良いだけだと思うのですが、あえて投機的な取引を導入してリスクを抑えるなんて、こんな事はいつも上手く出来るのでしょうか。

さらに、半年間の最大下落幅を▲7%程度に抑えると記載されています。ですが相場が下落し続けると、結局は大損する事に繋がります。過度な期待をすると、痛い目に合う可能性が有ります。

DRC日本株アクティブファンド(Jクルーズ)が下落を抑える目標


このファンドのように、市況に合わせて機動的に資産配分を見直すと豪語する投資信託は、実はけっこう多いです。しかし長期的にチェックしてみると、ごく一部の期間を除いて、ことごとく市場の平均値、今回のファンドならば、TOPIXを下回る運用成績しか残せません

下落相場で人よりも損害を少なくして、上昇相場では他人よりも儲けを多くしたい。この投資信託を買う人の意地汚さが、ファンドの設計思想なのだと思います・笑。

そんな、世界中の人が考えるような事を、このような投資信託で気軽に実現できる訳がないじゃありませんか!!?? そんな事も思いつかずにこのようなトリッキーなファンドを買ってしまう投資家に、付ける薬はないのかと思いますね。

リスクを抑えたいならば、安全資産とセットで資産運用すれば良いだけです。先物をショートして株価の下落を抑えるなんてのは、投資ではありません。

超低コストなETFを活用すると、確実に利益が増える事を具体的に解説

デリバティブ取引を組み込んでリスクを下げる運用を目指すよりも、(というかそんなギャンブルまがいのトレードの方がリスキーだと思うんですけどね)、単純にインデックスに連動する超低コストETFを活用すれば良いだけです。

先ほども書いたとおり、奇抜な投資信託の運用成績は長期的に自滅しますので、ベンチマークを下回る成績しか残せません。しかも、高額のコストがさらに自分の首を締めるので、ほぼ確実にベンチマークを下回るでしょう、と言うことが出来ます。

なので、世の中のアクティブファンドの多くは、現実的にインデックスファンドに負けています。高いコストを支払ってまで、負け組ファンドに手を出す必要は無いでしょう

例えば、当ファンドのベンチマークであるTOPIXに連動するETF、「MAXISトピックス上場投信」を代替商品として、コスト面の比較をしてみることにしましょうか。

カテゴリ ETFなどの名称 購入手数料 信託報酬
高コスト投資信託 DRC日本株アクティブファンド 3.24% 1.5552%
フリーETF MAXISトピックス上場投信 無料 ※ 0.08424%
(数字は税込みです)
※:カブドットコム証券では、手数料無料で買付可能です。


一目見て、愕然とするコスト差である事がお判りでしょう。初年度のコストは、ETFの56倍にも達しています。この差を埋めて、更に運用成績を上げなくてはならないのですから、戦う前から勝敗は決しているんですよ。具体的に、投資金額毎のコスト差を見てみましょう。


●100万円投資の時のコスト差
ファンド 5年間保有のトータルコスト 10年間保有のトータルコスト
DRC日本株アクティブファンド 11万160円 18万7,920円
MAXISトピックス上場投信 4,212円 8,424円
ETFとのコスト差 10万5,948円 17万9,496円


●500万円投資の時のコスト差
ファンド 5年間保有のトータルコスト 10年間保有のトータルコスト
DRC日本株アクティブファンド 55万800円 93万9,600円
MAXISトピックス上場投信 2万1,060円 4万2,120円
ETFとのコスト差 52万9,740円 89万7,480円


ま、DRC日本株アクティブファンド(Jクルーズ)の信託期間は5年間なので、上記の10年データは「例えば」の話しになりますけれども、営業マンの口車に乗ってJクルーズに500万円も投資しちゃったら、10年保有で金融機関に93万円も支払うハメになる訳です。これが、超低コストETFを活用していれば、たった4万円程度のコストで済みます。

つまり良質な金融商品に代替するだけで、10年間で90万円近くのお金を節約する事ができる訳です。というか、このコスト差を全て飲みこんだ上で、インデックスファンド(ETFなど)に勝利しなくてはならないのが、DRC日本株アクティブファンド(Jクルーズ)なのです。

そんなに余計なコストがかかって、市場の平均値を上回れる気がします??? 普通に考えたら、まず無理だろと思いますよね。これが、投資で勝つにはとにかくコストに最大限の注意を払え、という真の意味なのです。

これが分かった人だけが、長期的に勝利できる可能性がとてつもなく高まります。逆に、DRC日本株アクティブファンド(Jクルーズ)のような超高コスト投資信託を長期で保有したり、営業マンにそそのかされて数年おきに乗り変えるような奴は、典型的な負け組投資家に転落します。

それにしても、Jクルーズの投資予定期間は、たった5年か・・・・。短いクルーズだな。。。。




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