バンガード・米国トータル債券市場ETFも、極めて低いリスクで米国債券に分散投資が可能

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バンガード・米国トータル債券市場ETFは、どんな銘柄か?

バンガード・米国トータル債券市場ETFは、バークレイズ米国総合浮動調整インデックスに連動する投資成果を目指しているETFです。運用会社は、ザ・バンガード・グループ・インクです。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)


米国の様々な投資適格債券に分散投資をしたい場合に、当ETFが非常に役に立ちます。米国政府の債券が6割近くを占めており、非常に信用度の高い債券が多く組み込まれている点が特長的です。保有銘柄は7,584銘柄と、非常に分散が効いています。特に、有事の際のような危機にも強い(価格変動リスクが小さい)です。

純資産総額は2兆円を超えており、出来高も非常に大きいので安心して利用できるかと。マザーファンド自体は15兆円近い規模ですから、凄まじいですね。 リスクが小さいですが、分配金利回りが比較的高いので、インカムゲインも期待できる銘柄ですね。

この債券ETFに特に不安は感じませんが、長期分散投資の視点から考えると、世界分散しておきたいところです。iシェアーズ 世界国債(除く米国)ETF(IGOV)といった、先進国(米国除く)全体に分散投資が可能な海外ETFと併用すると、非常に良いポートフォリオになると思います。

(2015年3月4日公開)

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の基本情報

バンガード・米国トータル債券市場ETFの基本情報を下記に記します。取引に当たっては、証券会社のホームページにて、最新情報を取り寄せてください。

項目 内容 感想コメント
ティッカーコード BND -
上場市場

NYSE Arca

-
信託期間 無期限(設定日:2007年4月3日) -
ベンチマーク バークレイズ米国総合浮動調整インデックス -
決算日 年12回 毎月分配型です
売買単位 1株 -
最低購入単価 1株 82.65米ドル(2015/2/20時点) 9,918円相当 ※
信託報酬 年0.08%(税抜) 非常に安い
月間出来高 7,113万株 非常に多い
ETF純資産総額 22,814百万米ドル(2015年1月時点) 2兆7,376億円
ファンド純資産総額 124,224百万米ドル(2015年1月時点) 14兆9068億円 ※
※1ドル=120円換算


●組み入れ構成銘柄

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)のポートフォリオ

バンガード・米国トータル債券市場ETFに関しての感想

バンガード・米国トータル債券市場ETFを利用すると、残存期間が1年超の米国の投資適格債券(米国債、社債、米国以外の米ドル建て債券、モーゲージ債、アセットバック証券等)に、広く投資する事が可能です。つまり米国の投資適格債券全体へ、簡単に分散投資が出来ると言う事です。

アメリカの債券市場全体に幅広く投資を行っていますから、アメリカの債券を購入するなら、この1本を持つことで十分だと思います。格付別構成比率を見ると、米国政府保証と、Aaaで約7割を組み入れています。非常に信頼性が高い債券で構成されているという事です。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)の格付け別構成比率


リスクが低いため、債券価格の安定性も抜群です。リーマンショックのような大きな金融危機(しかも米国発)であっても、短期的に5%程価格が下がりましたが、株式銘柄に比べて非常に速い回復をしています。リスクを抑えるのに、非常に重要になる銘柄かと思います。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)とS&P500指数との運用成績の推移の比較
青線:当ETF 赤線S&P50株価指数


なお、似たような海外ETFだとiシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)の存在が気になりますね。長期的な値動きを見てみると、ほとんど変わらないと考えて良いかと思います。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)と類似する、AGGとの基準価額の推移の比較
青線:当ETF 赤線:iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF)

バンガード・米国トータル債券市場ETFで分配金目的の投資は可能か?

本ETFは毎月分配型で、2015年2月2日時点での分配金利回りが2.51 %(税引前)となっています。債券としての安全性が高い(有事の際の価格変動リスクが少ない)割には、利回りが高いため、リスクを落とした形での分配金狙いの投資にもなりますし、長期分散投資に利用するのも良いですね。

バンガード・米国トータル債券市場ETFを購入できる証券会社

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