韓国市場の投資比率を高めたいときに利用したい、iシェアーズMSCI韓国キャップトETF

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iシェアーズMSCI韓国キャップトETF(EWY)は、どんな銘柄?

iシェアーズMSCI韓国キャップトETFは、MSCI韓国 25/50 インデックスに連動する投資成果を目指しているETFです。運用会社は、ブラックロック・ファンド・アドバイザーズです。

iシェアーズMSCI韓国キャップトETF(EWY)


当ETFを利用する事で、韓国市場の銘柄(110銘柄に投資している)に広く分散投資をする事が可能になります。出来高も比較的多く、人気がある事が伺えますが、コストが少々高い点がETFとして気になりますね。

ポートフォリオの20%を、サムスン電子1社で占めている点も気になります。そもそも韓国という特定地域で、1企業の業績変動リスクを引きく受ける事になります。

長期分散投資の観点からは、少々利用しにくいと感じます。それでもアセットアロケーション全体の中で、韓国の割合を増やしたい場合に、補助的に資金を投入すると良いでしょう。

基本戦略としては1本で世界全体の株式に投資が可能なバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)や、超低コストで新興国の国々に広く分散投資をする事が可能なバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)と合わせて採用すれば良いでしょう。

(2015年2月14日公開)

iシェアーズMSCI韓国キャップトETFの基本情報

iシェアーズMSCI韓国キャップトETFの基本情報を下記に記します。取引に当たっては、証券会社のホームページにて、最新情報を取り寄せてください。

項目 内容 感想コメント
ティッカーコード EWY -
上場市場

NYSE?Arca

-
信託期間 無期限(設定日:2000年5月9日) -
ベンチマーク

MSCI韓国?25/50?インデックス

-
決算日 年2回(6・12月) -
売買単位 1株 -
最低購入単価 1株 56.15ドル円(2015/1/30時点) 6,738円相当 ※
信託報酬 年0.61%(税抜) 高いです
月間出来高 6,391万株 大きいです
純資産総額 4,183百万ドル(2014年12月時点) 約5,019億円 ※
※1ドル=120円換算


●組み入れ構成銘柄

iシェアーズMSCI韓国キャップトETF(EWY)の上位保有銘柄と業種別投資内訳

iシェアーズMSCI韓国キャップトETFに関しての、感想

iシェアーズMSCI韓国キャップトETFは、当初MSCI韓国インデックスに連動を目指していたのですが、2013年2月11日に「MSCI韓国 25/50 インデックス」に変更になりました。基本的に、韓国市場全般に投資できる海外ETFと思って頂ければ良いかと。

このMSCI韓国 25/50 インデックスは、採用銘柄が当インデックスに占める比率の上限を25%に設定しており、さらに構成比率が5%を超える銘柄の合計が最大で50%になるように調整されています。

当ETFは、104銘柄に分散投資をしているのですが、サムスン電子1社で20%も占めている点が非常に気になります。個別企業の業績が、かなり効いてきそうです。

1998年のアジア通貨危機で、韓国はIMF(国際通貨基金)の管理下に入る経済危機になりましたが、徐々に回復。2008年のリーマンショック時にも大きく下落したのですが、その後の回復が非常に速かった事も特徴的です。

iシェアーズMSCI韓国キャップトETFがベンチマークとする、MSCI韓国 25/50 インデックスの値動きの推移


韓国は資源に乏しいために、資源を輸入してそれを製品にして輸出するという産業が多くみられます。日本と同様に外需の依存度が非常に高いため、ウォンが高くなれば経済に大打撃となります。

また韓国は北朝鮮の存在を無視できず、度々衝突がおきています。それによって株価が下がることもあり、経済発展に影響することも考えないといけません。

過去15年程度のパフォーマンスを見ると、MSCIエマージングマーケッツ指数よりは若干ですが、良いようです。ですが韓国1国の集中投資は、やはりリスクを伴うために、新興国全体に広く投資出来るような銘柄と合わせて利用すると良いでしょう。

iシェアーズMSCI韓国キャップトETFで分配金目的の投資は可能か?

本ETFは年に2回の分配方針で、2014年12月17日時点での分配金利回りが1.15%(税引前)となっています。利回り水準を見ると、キャピタルゲインを狙う運用に利用した方が良いという事になります。

iシェアーズMSCI韓国キャップトETFを購入できる証券会社

海外に上場しているETFですから、下記のネット証券大手でのみ取引が可能です。

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