資金のごく一部を投資するにとどめたい、iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)

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iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)は、どんな銘柄?

iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)は、MSCI南アフリカ・インデックスに連動する投資成果を目指しているETFです。運用会社は、ブラックロック・ファンド・アドバイザーズです。

iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)


BRICsの一角である、南アフリカに投資したい場合に、当ETFが非常に役立つでしょう。コストが比較的高い点と、純資産総額が海外ETFにしては少ない事が気になりますね。投資している銘柄数も少ないために分散投資の観点からも不安が残るとも言えます。

リーマンショック後のパフォーマンは良好でしたが、ここ数年は停滞気味の傾向であるる点も、認識すべきでしょう。新興国の一つに位置づけられますから、コアな銘柄として採用する事はお勧めできません。

活用方法としては、先進国や新興国に広く投資した上で、ご自身の好みに合わせてスパイス的に活用する、つまりサテライト的に資金を投入するくらいの利用方法になるかと思います。

地域の分散を考えると、当ETFを利用せずに、新興国全体に広く投資可能な、iシェアーズMSCIエマージングマーケットインデックスファンド(EEM)や、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)を単純に利用するのでも良いかと思います。

どちらにしろコアに添える銘柄として、全世界に投資可能なバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)や、iシェアーズ MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス・ファンド(ACWI)を併用して利用すれば、問題ないですね。

(2015年2月14日公開)

iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)の基本情報

iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)の基本情報を下記に記します。取引に当たっては、証券会社のホームページにて、最新情報を取り寄せてください。

項目 内容 感想コメント
ティッカーコード EZA -
上場市場

NYSE?Arca

-
信託期間 無期限(設定日:2003年2月3日) -
ベンチマーク

MSCI南アフリカ・インデックス

-
決算日 年2回(6・12月) -
売買単位 1株 -
最低購入単価 1株 69.44ドル円(2015/2/5時点) 8,332円相当 ※
信託報酬 年0.61%(税抜) 高いです
月間出来高 1,228万株 -
純資産総額 416百万ドル(2014年12月時点) 約499億円 ※
※1ドル=120円換算


●組み入れ構成銘柄

iシェアーズMSCI南アフリカETFの上位保有銘柄と業種別投資内訳

iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)に関しての、感想

iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)は、南アフリカ株式市場全体の時価総額85%をカバーする株価指数である、「MSCI南アフリカ・インデックス」に連動する成績を目指す海外ETFです。ですが投資先の株式数は全部で53銘柄ですから、分散度では不安を感じます。

さてBRICS(他にはブラジル、ロシア、インド、中国)の一角を占める南アフリカは、アフリカ大陸最南端に位置し、世界有数の資源国として経済発展をしています。1991年のアパルトヘイト(人種隔離政策)が廃止され、徐々にですが失業率が下がってきています。

今まで単純労働だけだったのが、ITなどのスキルを身につけることで、技術労働者が増えてきています。メディア複合企業のナスパーズを筆頭に、通信サービス会社のMTNグループや、金融サービス会社のスタンダード・バンク・グループなどの企業を組み入れています。

2010年のサッカーW杯が開催され、それ以降もインフラ整備が行われています。急激な経済発展の裏では、インフラ整備が追いついて来れずに、電力不足という問題も抱えています。

金やプラチナなどの希少金属では、南アフリカは世界有数の資源国として認知されています。それを基に外貨を獲得し、また自動車などの内需拡大を狙ってきています。ここ数年で中間層や富裕層が増えてきているようです。

ただ富裕層拡大などの裏で、大量に貧困層がいるこも忘れてはいけません。南アフリカの失業率は25%を超えています。高い失業率は犯罪を起こす件数と比例すると言われ、南アフリカは犯罪の多い国と認知されているにも事実です。この失業率を改善されていけば、さらに南アフリカの経済は良くなっていくのかもしれませんね。

iシェアーズMSCI南アフリカETFの基準価額の推移


さて、運用成績を見てみると、2008年のリーマンショックからの回復は非常に速かったのですが、その後の成長が停滞しているのが気になります。地域を絞った集中投資は、非常に難しいと感じるパフォーマンスですね

基本戦略としては、ポートフォリオの南アフリカの比率を増やしたい場合に、少額の資金で買い付けるのがベストな活用方法かと思います。

iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)で分配金目的の投資は可能か?

iシェアーズMSCI南アフリカETFは年に2回の分配方針で、2014年12月17日時点での分配金利回りが1.15%(税引前)となっています。

配当金・分配金狙いの投資対象としてはイマイチです。長期分散投資の銘柄として、必要であれば検討する程度の位置づけで良いかと思います。

iシェアーズMSCI南アフリカETF(EZA)を購入できる証券会社

海外に上場しているETFですから、下記のネット証券大手でのみ取引が可能です。

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