iシェアーズMSCIシンガポールETFはサテライト的に補助として使う銘柄

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iシェアーズMSCIシンガポールETFは、どんな海外ETFなのか?

iシェアーズMSCIシンガポールETFは、「MSCI シンガポール・インデックス」に連動する投資成果を目指している海外ETFです。運用会社は、ブラックロック・ファンド・アドバイザーズです。

iシェアーズMSCIシンガポールETF(EWS)


iシェアーズ MSCI シンガポール ETFを利用すると、シンガポール市場の時価総額85パーセントをカバーできるので、サテライト的な銘柄として面白いですね。アジアNo1の金融国に簡単に投資できるのは、メリットがあると感じます。

出来高、純資産総額も小さい訳ではないですから安心です。ただし気になるのが、先進国全体のパフォーマンスと比べた場合に、メリットが有るのかどうかです

コストの面を考えた場合には、低コストで先進国全体(米国を除く)に投資可能なiシェアーズ MSCI EAFE ETF(EFA)や、銘柄数を少なくしたいのであれば、全世界に投資可能なバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)でも良いと思います。

活用場面としては、幅広く分散投資可能な銘柄を利用した上で、シンガポールの比率を高めるような利用方法になるのでしょうか。このあたりは、投資家それぞれの好みで配分を決定すれば良いかと感じます。

(2015年2月4日更新)

iシェアーズMSCIシンガポールETFの基本情報

iシェアーズMSCIシンガポールETFの基本情報を下記に記します。取引に当たっては、証券会社のホームページにて、最新情報を取り寄せてください。

項目 内容 感想コメント
ティッカーコード EWS -
上場市場

NYSE Arca

-
通貨 米ドル -
信託期間 無期限(設定日:1996年3月12日) -
ベンチマーク MSCI シンガポール・インデックス -
決算日 年2回(6・12月) -
売買単位 1株 -
最低購入単価 1株 12.77ドル円(2015/1/30時点) 1,532円相当 ※
信託報酬 年0.51%(税抜) -
月間出来高 2,587万株 -
純資産総額 797百万ドル(2014年12月時点) 約956億円 ※
※1ドル=120円換算


●組み入れ構成銘柄

iシェアーズMSCIシンガポールETF(EWS)の上位保有銘柄と業種別投資内訳

iシェアーズMSCIシンガポールETFの感想

シンガポールはアジアNo.1の金融国で知られており、投資に関する税金を極めて低くするタックスヘイブン政策を行っており、企業や富裕層、世界各国の金融機関の資産を誘致して成功を収めています。

ベンチマークであるMSCI シンガポール・インデックスは、シンガポール株式市場の時価総額85%をカバーしている株価指数となっています。

主な産業として通信業、サービス業や金融業などが挙げられます。金融業ではDBS・グループ・ホールディングスやオーバーシーズ・チャイニーズ・バンキング・コーポレーション、通信会社のシンガポール・テレコミュニケーションズなどの企業を組み入れており、その5割は金融業です。

過去には中継貿易地点として栄えてきたシンガポールですが、近年では金融分野がアジアで最も重要な拠点(世界第四位)となっており、世界各国さまざまな銀行がシンガポールでの取引を行っています。
タックスヘイブン政策が一因であると思います。

こうした産業の著しい発展もありますが、シンガポールの人口約500万人足らずの小国だということも忘れてはなりません。また経済に関してはほとんどが外需頼みで、水や食料、エネルギーなどは輸入に頼っている状態です。

特に水に関しては隣のマレーシアから輸入しており、過去にマレーシアが水の価格を100倍に上げるような発言があったように、外交問題での発言も気をつけておかないといけません。

シンガポールは他のアジア圏の国と違い、新興国ではなく先進国であり、GDPも毎年右肩上がりとなっています。ただASEAN地域の影響を受けやすく、特にインドネシアやマレーシアなど、周辺国の影響もあるので、その辺を注意しておいてから投資するか考えた方が良いと思います。

参考に、米国を除く先進国に投資可能なiシェアーズ MSCI EAFE ETF(EFA)と、過去5年間のパフォーマンスを比較してみましょう。

iシェアーズMSCIシンガポールETF(EWS)とEFAの基準価額の推移の比較
黄線:当ETF、 緑線:iシェアーズ MSCI EAFE ETF )


米国を除く先進国全体と比較すると、非常に大きな差異があるわけでもないですね。世界に占めるGDPの割合などを考えた場合に、投資比率を上げる目的のサテライト的な活用になると思いますが、銘柄が増えるのが煩わしいのであれば、先進国全体に広く投資可能な銘柄1本でも十分だと感じます。

iシェアーズMSCIシンガポールETFで分配金目的の投資は可能か?

iシェアーズMSCIシンガポールETFは年2回の分配で、2014年12月17日時点での分配金利回りが3.39 %(税引前)となっています。分配金利回りの水準は比較的高い水準です。

ただし、分配回数などを考慮すると、分配金狙いの投資対象ではなくて、長期分散投資を通じてキャピタルゲインをしっかりと獲得する。インカムゲインは、補助的に確保できるともの考えた方が良いかもしれませんね。

iシェアーズMSCIシンガポールETFを購入できる証券会社

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