トルコに投資したい場合はこれ、iシェアーズMSCIトルコETF

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iシェアーズMSCIトルコETF・・・現在、暴落局面につき最大限の注意を

iシェアーズMSCIトルコETFは、MSCI トルコ・インベスタブル・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指しているETFです。運用会社は、ブラックロック・ファンド・アドバイザーズです。

iシェアーズMSCIトルコETF(TUR)


トルコの株式市場全体に投資をしたい場合は、当ETFが非常に役に立ちます。トルコ株式市場の時価総額にして99%をカバーしている銘柄です。

ただ、成長性の高い新興国銘柄ですが、リスクは高めに見積もった方が良いでしょう。ここ数年はレンジ相場から下落トレンドに転換しており、基準価額も下がり続けているからです。

さらに、設定来からのパフォーマンスはマイナスです。新興国の銘柄はどれもコストが高いため、無理をして購入する必要もないですね。

トルコに愛着があり、将来に絶大な期待が持てると思うのであっても、少額の資金を投入するようなサテライト的な扱いに致しましょう。

新興国に投資したい場合は、新興国セクター全体に分散投資するような銘柄であるバンガード・エマージング・マーケットETF(VWO)や、iシェアーズMSCIエマージングマーケットインデックスファンド(EEM)の利用で十分かと思います。

(2018年8月14日更新)


 

iシェアーズMSCIトルコETFの基本情報

iシェアーズMSCIトルコETFの基本情報を下記に記します。取引に当たっては、証券会社のホームページにて、最新情報を取り寄せてください。

項目 内容 感想コメント
ティッカーコード TUR -
上場市場

NYSE Arca

-
信託期間 無期限(設定日:2008年3月26日) -
ベンチマーク MSCI トルコ・インベスタブル・マーケット・インデックス -
決算日 年2回(6・12月) -
売買単位 1株 -
最低購入単価 1株 19.07米ドル(2018/8/14時点) 1907円相当 ※
信託報酬 年0.62%(税抜) 高いです
月間出来高 1433万株 -
純資産総額 270百万ドル(2018年8月時点) 約270億円 ※
※1ドル=100円換算


●組み入れ構成銘柄

iシェアーズMSCIトルコETFポートフォリオ

iシェアーズMSCIトルコETFに関しての、感想

iシェアーズMSCIトルコETFのベンチマークである「MSCI トルコ・インベスタブル・マーケット・インデックス」は、トルコ株式市場の時価総額99%をカバーしています。つまり本ETFを利用すれば、ほぼトルコ株式市場全体に投資していると言っても良いかと思います。

同様に、トルコ市場に投資可能な海外ETFとして、iシェアーズ MSCI トルコ UCITS ETF(ITKY)も存在しますが、コストが高い上に野村證券でのみの購入となりますので、トルコに投資したい人は、このETFで間違いないでしょう。

ベンチマークとの連動に関してですが、設定来からのパフォーマンス差は、▲0.32%です。インデックス運用としては、大変良い仕事をしています。iシェアーズMSCIトルコETFを利用すれば、忠実にトルコのベンチマークに連動した成績を得ることができるでしょう。

iシェアーズMSCIトルコETFのパフォーマンスの推移


さて、欧州と中東の間にあるトルコは、現在、欧州連合(EU)に加盟申請中です。2018年現在、EUには加盟できていないようですが。

トルコは世界有数のイスラム金融国であり、また欧州などの工業の生産拠点にもなっています。石炭や石油、金属鉱物資源の発掘も盛んで、さらに農業に占める人口も多いのが特徴です。

トルコの人口は約7000~7500万人で、30代未満で5割、40歳未満で7割と若者が多く、さらに増えると予想されています。労働力人口が増えていけば、その分、国も発展していき、所得水準も上がって消費拡大となって、経済の発展へと繋がっていくと思います。

基本的に、新興国は将来的な成長を期待して投資する訳ですが、そう思い通りにならないのが投資の常です。まずリーマンショック後の回復は非常に速かったのですが、その後のパフォーマンスは停滞していました。

iシェアーズMSCIトルコETFの基準価額の推移


さらに、通貨のトルコリラが非常に不安定で、長期で下落を続けています。2018年8月には、ついにトルコリラが10円台に突入してしまっています。為替の影響だけで、資産価値が猛烈に減少しているのです。

トルコリラ円の長期チャート


1国への集中投資、特に新興国への集中投資は非常にリスクが高いです。もしもトルコに投資する際には政治状況、特にテロリストによる自爆テロなどの事件など、チェックしておいた方が良いと思います。

このように、相場の先行きを予測するのは非常に難しいです。だからこそ、長期分散投資の有効性が効いてくる訳です。もし新興国に投資したいのであれば、トルコ1国にするのでなくて、新興国全体に分散した方がリスクを下げることができます。

新興国株式・海外ETFのバンガード・エマージング・マーケットETF(VWO)とパフォーマンスを比較してみましょう。

iシェアーズMSCIトルコETFとバンガード・エマージング・マーケットETFとのリターン比較


2014年以降、iシェアーズMSCIトルコETFの下落が続いていますが、もしもバンガード・エマージング・マーケットETF(VWO)に投資していれば、資産は増えていました。このように、長期投資をする際には、リスク分散を心掛けて銘柄を選定することをおススメします。

iシェアーズMSCIトルコETFで分配金目的の投資は可能か?

iシェアーズMSCIトルコETFは年に2回の分配方針で、2018年7月31日時点での分配金利回りは、なんと7.02%(税引前)となっています。利回り水準だけで判断すると、インカムゲインを狙う分配金投資の銘柄としては有効です。

ただし、これまでの株価を振り返り、今後の株価推移を想像すると、含み損が発生し続ける可能性も考えなくてはいけません。長期的には株価が上昇することを期待して、少額の金額を投入する程度に留めて置いた方が良いでしょう。

iシェアーズMSCIトルコETFを購入できる証券会社

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