NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信に関しての見解

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NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信

日本を除く先進国22か国の市場全体に投資をしたいと思った時に、MSCI-KOKUSAI指数をベンチマークとするETFを利用すると良いでしょう。ただし、MSCI-KOKUSAI指数に連動する国内ETFは現在3銘柄上場していますが、為替リスクを排除したタイプはありませんでした。

しかし、2017年12月に設定されたNEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信を利用すれば、為替ヘッジを効かせた状態で、日本を除く先進国全体に分散投資ができるようになりました。為替ヘッジの効いた国内上場のETFは本ETFだけですので、極めて貴重な銘柄です。




ただし、純資産総額1.8億円と大変に規模が小さく、当面は流動性に問題がありますし、今後の運用の継続性が不安です。 信託報酬の面では、為替ヘッジなしのNEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信と同等の0.17%ですから、評価したいですね。

なお、為替ヘッジタイプのETFは、為替ヘッジコストによって長期の運用パフォーマンスが低下しますので、扱い難いと管理人は考えています。どうしても為替ヘッジを効かせてリスクを下げたい人のみが、採用を検討することになるでしょう。

基本は、為替ヘッジなしのNEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信を使っての運用で良いと思います。

(2018年9月5日公開)


 

NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信(証券コード:2514)の基本的知識

NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信(証券コード:2514)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 2514 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:2017年12月7日) -
決算日 年2回(決算日:毎年3・9月の各7日) -
売買単位 10口 -
最低購入単価 10口 10,710円(2018年9月3日時点) -
信託報酬 年0.17%(税抜) -
信託財産留保額 0.05% -
純資産総額 1.7億円(2017年8月時点) 少ないです
ベンチマーク MSCI-KOKUSAI指数(円ベース・為替ヘッジあり) -
運用会社 野村アセットマネジメント株式会社 -


●組み入れ銘柄構成


NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信のポートフォリオ

為替ヘッジありは、為替リスクが無い分、値動きがマイルドになる

一般的に、海外株式のETFに投資する場合は、為替ヘッジの効かないタイプ(為替ヘッジなし)を利用するのが普通です。本ETFのように、為替ヘッジを効かせたETFを利用した場合の、値動きの違いについてチェックしてみます。

日本を除く先進国全体の市場を表すMSCI-KOKUSAI指数をベンチマークとするETFで、為替ヘッジがあるタイプと無いタイプの2銘柄を比較すれば、為替の影響について理解しやすいですね。これらのETFは、NEXT FUNDSシリーズとして上場しています。

・NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)銘柄コード:2514
・NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)銘柄コード:2513

NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数の、為替ヘッジありとなしの基準価額の推移


いずれも運用期間が極めて短く、9か月の値動き比較となりますが、為替ヘッジありの値動きのほうがマイルドです。為替変動の影響が除外されますので、その分だけ値動きの振れ幅が小さくなります。

もう少し長期の比較をしてみましょうか。ETFでなくて、長期運用中の以下2つの投資信託で比べてみます。

為替ヘッジありインデックスファンド海外株式(ヘッジあり)(コード:0231D01A
為替ヘッジなし:インベスコMSCIコクサイ・インデックス・ファンド(コード: 18312023

MSCIコクサイをベンチマークとする、為替ヘッジありとなしのつのファンドの基準価額の比較


直近の、およそ4年程度の値動きの比較となります。為替ヘッジなしに比べて、為替ヘッジありの値動きが、やはり緩やかです。ドル円の値動きは、有事が発生してリスクオフになると安全資産の円が買われ、円高となって基準価額が下がる方向になり、株式市場が好調でリスクオンの時には、円安になって基準価額が上がる方向になります。

したがって、市場が良い時は為替の影響でプラス側に振られ、市場が悪い時は為替の影響でマイナス側に振られやすい傾向になります。このような為替の影響のため、為替ヘッジなしでは、基準価額の上下動が大きくなります。

投資額が大きければ、下落相場で保有資産の減少額が大きくなる筈です。不安になり、夜も眠れずに精神的に参ってしまう場合もあるでしょう。個人の性格にもよりますが、できるだけリスクを小さくして、基準価額の変動を抑えたい人が利用する事になると思います。

運用パフォーマンスが低いのは、為替ヘッジコストが影響しているかもしれない

為替ヘッジありと為替ヘッジなしでは、パフォーマンスの差が出てきます。この点も、ヘッジを効かせるか効かせないかの判断材料となります。以下の、年間収益の推移をご覧ください。

●NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり

NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)の年間収益率


●NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)

NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)の年間収益率


2009年や2013年のような市場が好調な時期では、為替ヘッジありに比べて、為替ヘッジなしのパフォーマンスが8%~29%も良いです。上の項で説明した通り、相場の上昇期では為替の影響がプラスに働き、為替ヘッジなしが有利になります。

しかし、市況が悪い2010年や2011年であれば、為替ヘッジありの方が5%~10%程度良くなります。市場の下落局面では、為替ヘッジありが有利とも受け取れます。

ところで、為替ヘッジありの最大のデメリットは、ヘッジコストが必要となる事です。このヘッジコストは、長期的に運用パフォーマンスを低下させる要因になります。再度、為替ヘッジありと為替ヘッジなしの比較チャートをご覧ください。

為替ヘッジありインデックスファンド海外株式(ヘッジあり)(コード:0231D01A
為替ヘッジなし:インベスコMSCIコクサイ・インデックス・ファンド(コード: 18312023

MSCIコクサイをベンチマークとする、為替ヘッジありとなしのつのファンドの基準価額の比較


青線の為替ヘッジありは、赤線の為替ヘッジなしに比べて、長期で運用パフォーマンスが劣っています。これは、為替ヘッジのコストが要因の一つとなっているはずです。

ただし、為替ヘッジコストが、どの程度、運用リターンを下げているのか、ETFのレポートを見ても全く実態が分かりません。

基本的には、日本の金利が低いままで米国の金利が上昇した場合(今まさにその状態になりつつあります)、ヘッジコストが上昇します。また、リーマンショックのように、金融に衝撃が走った場合にも、一時的にコストが急激に上がります。

従って、長期で見た場合には、実際にどれほどのコストを支払っているのかは明確ではないものの、運用リターンを削り取る方向で働いている事は間違いなく、だとしたら、長期運用であれば極力避けるべきものだと言えます。

為替ヘッジなしのETFには為替のリスクがあるでしょうが、基準価額の振れ幅は長期では収斂されていきますので、そこまで気にする必要はないと管理人は考えます。(為替の価値などはゼロサムの世界ですから、期待リターンはプラスでもマイナスでもないのです)

NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信を購入できる証券会社

東京証券取引所に上場しているETFですから、下記ネット証券会社をはじめ、国内証券会社すべてで取引が可能です。ただし、売買手数料を考えると、下記いずれかになります。

10万円未満手数料無料松井証券
手数料が安い証券会社SBI証券ライブスター証券マネックス証券楽天証券
           岡三オンライン証券GMOクリック証券
手数料が高い証券会社野村證券大和証券SMBC日興証券

信用取引手数料はコチラをご覧ください(順位が大きく異なります)





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