全く良いところが見当たらない、SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信

・ぜひETFの森を、シェアしていただけますと嬉しいです。

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信に、投資価値無し

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信は、「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価」に連動する運用成績を目指す、投資信託証券に投資を行う事で、「日本円換算したダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価」に連動する運用となるETFです。運用会社は、シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社です。

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信


米国の有名大企業に集中して投資をしたい場合は、本ETFが役立ちます。ですが競合する国内ETFであるNEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信に、信託報酬や出来高で劣っており、運用成績まで負けて、ベンチマークとの乖離まで大きいという、正直存在価値がない投資銘柄です

加えて分配金利回りも超絶に低いので、良い所が見当たりません。信託報酬に至っては、インデックスファンドにも負けている、情けない状況でもあります。ダメ押し的に最小投資額も20万円と高額な点もネックとなります・笑。

ただしダウ平均自体が大企業の集まりのようなものであり、運用成績が良い訳ではありません。米国セクターへのサテライト的な投資であれば、米国の小型株に投資可能なiシェアーズ 米国小型株ETF(ラッセル2000)や米国のベンチャー企業に投資可能なNEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信 《愛称》NASDAQ-100 ETFが一押し銘柄です。

(2015年1月17日公開)

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信(証券コード:1679)の基本的知識

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信(証券コード:1679)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 1679 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:平成21年12月10日) -
決算日 年1回(決算日:毎年8月10日) -
売買単位 1口 -
最低購入単価 1口 202,300円(2015/1/9時点) 高額です
信託報酬 年0.6%(税抜) 高いです
信託財産留保額 なし -
純資産総額 15億円(2015年1月時点) 少ないです


●組み入れ銘柄構成

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信の組み入れ資産と実質組み入れ比率

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信に関する、管理人の評価や感想は?

このETFは、実際にはシンプレクスNYダウ・ジョーンズ・インデックス・トラッカー・ファンドに投資しているだけです。シンプレクスNYダウ・ジョーンズ・インデックス・トラッカー・ファンドが、米ドル建てのダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価に連動する運用成績を目指している訳です。

つまり純粋に、日本円換算したダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価と連動する成績になる訳ではないので、それとの乖離状況が気になります。そこで、日本円換算したダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価に直接連動するように設定されている、NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信と運用成績を比較してみましょう。

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信とNEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信の運用成績比較


NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信に対して、過去3年間で20%近い差が出ています。これは、さすがに許容できない数値かなと思います。

このような視点で考えた場合、ダウ平均に連動する国内ETFは、NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信の一択になりますね。

競合する国内ETFとの比較・検討

ダウ平均株価に連動する国内ETFは、記事執筆時点で下記の2銘柄です。コストである信託報酬や出来高を見ても、本銘柄を採用する意義は無いです。そもそも上述した通り、Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス 上場投信の運用成績が、NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信に比べて、かなり悪いという状況も含めて考慮すると、投資価値が無い残念なETFだと感じます。

ETFの名称&証券コード 信託報酬 純資産総額 出来高
NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546) 0.45% 94億円 3,247
Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス 上場投信 ※ 0.6% 15億円 350

※:米ドル建てのダウ・ジョーンズ工業株30種平均に連動するタイプ。結果的に円換したベンチマークに連動する運用成績を目指す

ダウ平均に連動する、一般の投資信託との比較

競合するインデックスファンド2銘柄と比較してみると、驚愕の事実に驚きます。コストを下げる事が出来るのがETFの強みであるはずなのですが、インデックスファンドであるSMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープンにコスト面で劣っているという驚くべき状況です。

そもそもノーロードで購入できるインデックスファンドは、売買手数料の面で優位に立っている訳で、コストで負けてしまうと、ETFは存在価値が相当なくなります。(長期分散投資であれば)

このような視点で考えると、やはり本ETFの存在は微妙な所ですね。世の中のインデックスファンドがコスト削減に力を入れている証拠と思っても良いのかもしれません。

ETFの名称orインデックスファンドの名称? 信託報酬? コスト(円) 純資産総額
10万円 100万円
NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546) 0.6% 600 6000 15億円
SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン 0.5% 500 5000 15億円
eMAXIS NYダウインデックス 0.6% 600 6000 28億円

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信で、分配金をもらえるか?

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信分配金の利回りは、0.2%(2014年11月28日時点)です。年間に1回の分配金を出すタイプです。競合するNEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信の分配金利回りは、同時期で0.77%ですから、相当低いですね。ベンチマークが同じ銘柄でも利回りは、かなり差がつくと言う事ですね。

当然ながら、本銘柄の利回りでは満足する事が出来ない水準です。米国株式に投資できる国内ETFでは、iシェアーズ 米国高配当株ETF(モーニングスター配当フォーカス)の利回りが最も良いですから、分配金狙いの投資であれば上記銘柄の検討をお勧めします。

SIMPLE-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信を購入できる証券会社

東京証券取引所に上場しているETFですから、下記ネット証券会社をはじめ、国内証券会社すべてで取引が可能です。ただし、売買手数料を考えると、下記いずれかになります。

10万円未満手数料無料松井証券
手数料が安い証券会社SBI証券ライブスター証券マネックス証券楽天証券
           岡三オンライン証券GMOクリック証券カブドットコム証券
手数料が高い証券会社野村證券大和証券SMBC日興証券

信用取引手数料はコチラをご覧ください(順位が大きく異なります)


バナー


★姉妹サイト
ノーロード投資信託ガイドもよろしく。AllAbout掲載サイトです。

ETFの基礎知識

ETFを使った運用手法

ETFを購入できる証券口座



国内ETF一覧&ランキング