サテライト的な利用が望ましい、iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)

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iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)の総合的な評価は?

iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)は、「MSCI フロンティア・マーケット 100 インデックス」に連動した運用成績を目指すETFです。運用会社は、ブラックロック・インクです。

iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)


本銘柄を活用する事で、上記のように欧州・アフリカ・中東・アジア・南米の国々、つまり中国のような新興国より、さらに発展途上の国々の株式に、分散投資をする事が可能になります。

気になるのは運用コストである信託報酬が、ETFにしては高い割に、運用パフォーマンスが新興国のETFと、あまり変わらない事でしょうか。成長性が高ければ株価が上がる訳ではなく、投資の難しいところなのですが、GDPや時価総額の占める割合も世界全体から見ると非常に小さいため、投資するとしても、少額の資金で留めて置いた方が無難かなと感じます。

なお出来高も少ないため、デイトレ・スイングトレードのような短期トレードには向いていません。分配金の利回りも、低い訳ではありませんが、満足できる水準では無いですね。長期分散投資に利用する銘柄と考えて、活用を考えた方が良いかと思います。

(2015年1月18日公開)

iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)(証券コード:1583)の基本的知識

iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)(証券コード:1583)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 1583 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:2012年9月12日) -
決算日 年2回(毎年6、12月) -
売買単位 1口 -
最低購入単価 1口 3,560円(2015/1/14時点) -
信託報酬 年0.79%(税抜) ETFにしては高い
信託財産留保額 不明 -
純資産総額 635億円(2015年1月時点) 全世界でこの数字


●組み入れ銘柄構成

iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)の投資先対象の状況

iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)、管理人の感想は?

iシェアーズ フロンティア株ETFを利用すると、フロンティア市場の様々な国の、主要100銘柄の株式に分散投資をする事が可能になります。

フロンティア市場とは聞きなれない表現だと思いますが、インド、中国と言った新興国市場よりも、さらに発展途上の国、市場の事を示します。国別にみると、クウェート、カタール、UAE、アルゼンチン、パキスタンなどの中東や、アフリカ、新興アジア、中南米など、幅広い地域の市場を示す事になります。

ただし、成長性が見込めると言われても、世界に占めるGDPの割合や時価総額の割合は、非常に小さなものです。過度に期待しない方が良いでしょう。

MSCI Frontier Markets 100の名目GDP割合と時価総額割合


参考に、過去5年間のパフォーマンスを、新興国の代表的な指標である「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」と、本ETFのベンチマークである「MSCI Frontier Markets 100」を比べてみました。

MSCI Frontier Markets 100と、MSCIエマージングマーケットインデックスの各指数の推移
(黄色い線がMSCI Frontier Markets 100、緑線がMSCIエマージング・マーケット・インデックス)


投資判断が難しいようなパフォーマンスです。世界に占めるGDPの比率も非常に小さいですから、ポートフォリオの一部に少額の資金で組み込むような、サテライト的な活用で良いのかなと感じます。

iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)の分配金について

本ETFの分配金利回りは、1.43%(2014年11月28日時点)です。年間に2回の分配方針ですが、分配金の利回りは満足できる水準ではないですね。

新興国株式に投資可能な「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」や「iシェアーズ エマージング株ETF(MSCIエマージングIMI)」よりは高い水準ですが、キャピタルゲインが見込める銘柄として活用した方が、良いかと思います。


関連記事(Q&Aコーナー)米国で30%の現地源泉税率が発生して驚く(2015年2月)

iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)を購入できる証券会社

東京証券取引所に上場しているETFですから、下記ネット証券会社をはじめ、国内証券会社すべてで取引が可能です。

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