存在意義が見当たらない、MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信

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MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信の評価はどう?

MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信(愛称:NISA向けリスコン10)MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信(愛称:NISA向けリスコン10)は、「TOPIXリスクコントロール指数(ボラティリティ10%)」に連動する運用成績を目指すETFです。運用会社は、三菱UFJ投信株式会社です。

このETF、エンハンスト型と言って、通常のインデックス運用のETFよりも、ややアクティブに運用するのが特徴です。

本ETFは、カブドットコム証券フリーETFに指定されているため、売買手数料が無料で買付可能です。ですが内容を精査してみると、正直言って存在意義がまったく見いだせない銘柄です

TOPIXをベンチマークとする主要なETFよりも、高い年間コストを支払って現金の比率を調整してくれる割には、利益が積み上げられる訳でも無く、単に価格変動が小さくなるだけです。

不要なコストを支払って定期的にリバランス(現金比率の調整)をせずとも、投資家自身で年に1回程度の調整(しかも必要であれば)で十分です。そもそも頻繁にリバランスするよりも、年単位以上の少ないリバランスの方が運用成績はよくなるのです。

⇒参考:リバランス(資産配分の再調整)

純資産総額は少ないですし、出来高も雀の涙のような状態である為、短期トレード向きでもありません。ベンチマークとの乖離も非常に大きい。特段のメリットを見出す事が出来ない残念なETFです。

なぜ、このような銘柄がフリーETFに指定されているか、正直言って疑問です。採用する価値はまるでない銘柄ですから、他のメリットの高いETFを買えば良いでしょうね。

(2014年12月18日公開)

MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信(証券コード:1574)の基本的知識

MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信(証券コード:1574)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 1574 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:2012年8月8日) -
決算日 年2回(決算日:毎年1、7月16日) -
売買単位 10口 -
最低購入単価 10口 14,280円(2014/12/17時点) -
信託報酬 年0.24%(税抜) -
信託財産留保額 なし -
純資産総額 8億円(2014年12月時点) 超・少ないです


●組み入れ銘柄構成

TOPIXとの価格推移を比較してみた

本ETFは、MAXISトピックスリスクコントロール(5%)上場投信(愛称:NISA向けリスコン5)と比べて、ボラティリティ(価格の値動きの大きさ)が大きいバージョンと考えて頂ければ良いかと思います。下記のように、ターゲットボラティリティが10%程度まで許容している銘柄になります。


MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信の仕組み


何度もご説明しますが、利益を上手に確定して積み上げる訳ではなく、あくまでも価格変動を緩やかにしているだけです。下記のチャートを見る通り、TOPIXよりは価格の変動量が小さくなっていますね。

MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信とTOPIXの運用成績比較


ただし結局は、現金化の比率を自動調整するためだけのために、やや高い年間コスト(信託報酬)を支払う事はどうなんだろう??と思います。その差はジワジワと運用成績に効いてきます。

更に純資産総額も非常に小さく、出来高なんて少なすぎますから、総合的に考えても投資先として考慮する必要は無いでしょう

分配金(配当金)目的の投資について

現在の分配金利回りは、0.45%(2014年12月16日時点)です。年間2回の分配方針のETFです。MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信は、TOPIXと現金が混在している銘柄であるために、分配金の利回りはかなり低い水準になります。

仮にTOPIXが暴落して価格が安くなったとしても、劇的に分配金利回りが上がる事は無いでしょう。分配金狙いの銘柄向きではありません。

MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信の分配金利回りの推移

購入できる証券会社はここ

東京証券取引所に上場しているETFですから、下記ネット証券会社をはじめ、国内証券会社すべてで取引が可能です。ただし、売買手数料を考えると、下記いずれかになります。なおフリーETFに指定されていますから、カブドットコム証券では買付金額に関わらず常に売買手数料は無料です。

常時手数料無料カブドットコム証券
10万円未満手数料無料松井証券
手数料が安い証券会社SBI証券ライブスター証券マネックス証券楽天証券
           岡三オンライン証券GMOクリック証券
手数料が高い証券会社野村證券大和証券SMBC日興証券

信用取引手数料はコチラをご覧ください(順位が大きく異なります)


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