使い道が全く分からない、日経カバードコール指数上場投信

・ぜひETFの森を、シェアしていただけますと嬉しいです。

日経カバードコール指数上場投信の評価は?

日経カバードコール指数上場投信は、「日経平均カバードコール・インデックス」の変動率と基準価額の変動率が一致するような運用を目指すETFです。運用会社は、シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社です。

日経カバードコール指数上場投信


本銘柄の詳細は、後述する部分を熟読して頂きたいのですが、複雑です・・・。簡単に言うと、日経平均株価が停滞していると儲ける事が出来る(運用成績が少し良い)が、勢いよく上昇すると大損する(運用成績でかなり負ける)、という性質のものです。超、扱いにくいですね。

分配金も、相場が停滞している時期は多額ですが、相場が上昇トレンドに入るとゼロになる、極端な銘柄です。そもそも出来高が非常に小さいため、私たち個人投資家にとって、使いづらい事この上ない銘柄です。

(2015年1月15日公開)

日経カバードコール指数上場投信(証券コード:1565)の基本的知識

日経カバードコール指数上場投信(証券コード:1565)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 1565 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:平成23年12月21日) -
決算日 年4回 (決算日:毎年1、4、7、10月の各25日) 分配のされ方に要注意
売買単位 10口 -
最低購入単価 10口 14,460円(2015/1/6時点) -
信託報酬 年0.28%(税抜) -
信託財産留保額 なし -
純資産総額 4億円(2015年1月時点) 少ないです


●組み入れ銘柄構成

日経カバードコール指数上場投信の資産配分と構成銘柄

日経カバードコール指数上場投信についての感想

日経カバードコール指数上場投信の仕組みは非常に難解で、投資初心者の方は、まず理解できないと思います。(というか、中身を理解できない段階で、投資しちゃダメです) そこで管理人が、かなり詳細を省いて簡潔に説明します。

日経カバードコール指数上場投信は、オプション取引というデリバティブ取引を利用しています。この取引の細かい内容を説明すると、理解に苦しむと思いますから、覚えておくべき事(まぁ、これが理解出来ていれば、取りあえずOK的な内容です)を、順を追って説明します。

なお、下記の動画を見ていただいても良いかと思います。当ページでの説明か、動画解説のいずれかを見て頂いて、よく分からないようならこの銘柄を買ってはいけません。




特徴その①

日経平均株価指数がレンジ相場の時期には、オプション取引によって底上げするような収益を得る事が出来るため、成績が良くなる。加えて、分配金も多額に出る。

下のチャートを見ると、日経平均株価指数が上昇と下落を交互に繰り返している時期には、本指数の運用成績が日経平均を凌駕していますよね。この時期の分配金額も、凄いです。

レンジ相場における日経平均株価指数と日経平均カバードコール・インデックスの運用成績


特徴その②

日経平均株価指数が、非常に大きく上昇を続けると、オプション取引の損失の影響で、運用成績が逆にかなり悪くなります。

チャートを見ると、日経平均が勢いよく上昇している時期には、残念ながら運用成績が悪 くなる結果となります。

上昇相場における日経平均株価指数と日経平均カバードコール・インデックスの運用成績


実際にBloombergのサイトを利用して、過去5年間の日経平均株価指数と日経平均カバードコール・インデックスの運用成績を比べてみましょう。

日経平均株価と日経平均カバードコール・インデックスの運用成績比較


アベノミクスが始まる以前の相場は、停滞が続いていました。そのため、日経平均カバードコール・インデックスの方が、少しばかり運用成績が良いですね。しかしアベノミクスで、勢いよく日経平均が上昇すると、日経平均カバードコール・インデックスが圧倒的大差で負けてしまうのです。

つまり相場が勢いよく上昇すると、今までコツコツ得てきた少しばかりの利益を圧倒的に吐き出す勢いで損をする(運用成績で負ける)、という特徴があります。何も考えずに利用しても良い銘柄では無いという事ですね。

相場がレンジ相場にあるのか上昇相場にあるのか、テクニカル的によく分かるタイプの投資家以外、このETFを買ってはなりません。

日経カバードコール指数上場投信と分配金(配当金)目的の投資

日経カバードコール指数上場投信は、年に4回の分配方針ですが、実際の分配額には注意が必要です。上述した通り、相場が停滞している時は、底上げされた利益によって分配金も多額になります。(2013年は高額な分配金はそのため)

ですが、相場が上昇すると利益は全て吹き飛び、分配金はゼロになります。 正直、分配金狙いの銘柄として利用しない方が無難です。

日経カバードコール指数上場投信の分配金額の履歴

日経カバードコール指数上場投信を購入できる証券会社

東京証券取引所に上場しているETFですから、下記ネット証券会社をはじめ、国内証券会社すべてで取引が可能です。ただし、売買手数料を考えると、下記いずれかになります。

10万円未満手数料無料松井証券
手数料が安い証券会社SBI証券ライブスター証券マネックス証券楽天証券
           岡三オンライン証券GMOクリック証券カブドットコム証券
手数料が高い証券会社野村證券大和証券SMBC日興証券

信用取引手数料はコチラをご覧ください(順位が大きく異なります)


バナー


★姉妹サイト
ノーロード投資信託ガイドもよろしく。AllAbout掲載サイトです。

ETFの基礎知識

ETFを使った運用手法

ETFを購入できる証券口座



国内ETF一覧&ランキング