上場インデックスファンド米国株式(S&P500)のご案内

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上場インデックスファンド米国株式(S&P500)・・・選択肢には入りにくい存在

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)は、S&P 500指数をベンチマークとするインデックス運用のETFです。運用会社は、日興アセットマネジメント株式会社です。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)のイメージ


米国の代表的な株価指数、S&P500に投資できる数少ない国内ETFですので、極めて貴重です。ただし、競合となるSPDR S&P500 ETF(1557)の方がコストが2分の1ですので、本ETFを利用する気にはなりません。

さらに、同じくS&P500をベンチマークとするノーロードのインデックスファンドと信託報酬が同じです。購入手数料が不要な分、インデックスファンドで運用した方がお得です。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)のメリットとしては、SPDR S&P500 ETFよりも出来高が大きい事くらいでしょうか。と言っても多い訳ではなく、ETFとしては少ない方ですから、デイトレ・スイングトレードのように、流動性が気になる取引にも利用しにくいです。

SPDR S&P500 ETFはカブドットコム証券で売買手数料が無料となりますので、トータルでコスト最安値となります。以上より、長期投資として利用するのであれば、同じベンチマークに連動するSPDR S&P500 ETFを購入した方が良いでしょう。

ただし、S&P500に為替ヘッジを付けて投資したい人は、姉妹商品と言える上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジありが唯一の存在になります。日興アセットマネジメントの商品を活用する事になりますね。

(2018年9月16日修正)

 

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(証券コード:1547)の基本的知識

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(証券コード:1547)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 1547 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:2010年10月22日) -
決算日 年1回(決算日:毎年1月20日) -
売買単位 10口 -
最低購入単価 10口 34,600円(2018/9/14時点) -
信託報酬 年0.16%(税抜) -
信託財産留保額 なし -
純資産総額 58億円(2018年9月時点) 4年前から増えていない


●組み入れ銘柄構成

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)の組み入れ構成比率と組み入れ上位銘柄

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)で、米国への投資比率を上げる

米国市場全体を表すS&P500指数は、リーマンショック後の2010年以降は右肩上がりで上昇しています。上場インデックスファンド米国株式(S&P500)に投資していれば、この恩恵を受けられました。

また、直近5年では、日本を除く先進国全体に分散投資するよりも、20%以上も差をつけて良好なパフォーマンスです。仮に米国に集中投資をしていた場合は、大いに報われた形になります。

・上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(証券コード:1547)本ETFです
上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(証券コード:1680

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)と上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)の比較


若干、上場インデックスファンド海外先進国株式よりも価格の変動幅(標準偏差=リスク)が大きいのですが、5年(年率)のトータルリターンは4%近く高いため、米国への投資割合を増やしたい欲求に駆られますね。

最近は特に、米国株式市場の上昇が注目されており、今から投資比率を上げて良いのか、正直、判断が難しいところです。 とりわけ初心者には、荷が重い投資判断となるでしょう。

分散投資は、個別地域のリスクを減らす意味合いがあります。相場が良い時だけでなく、今後の市場低迷期の事も想定しながら、銘柄を選ぶべきだと考えます。

したがって、米国市場を重視する場合であっても、これ1本に絞る事なく、分散投資をしながらもポートフォリオの米国比重を増やすような目的で、上場インデックスファンド米国株式(S&P500)を利用するのが無難だと考えます。

もちろん、これは長期分散投資の目線で見るからそのような判断になる訳で、既に投資スタイルが米国株への集中投資と決まっている人については、その限りではありません。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)には「よく分からない」点がある

下記は、上場インデックスファンド米国株式(S&P500)の、分配金を除いて、信託報酬も取り除いた基準価額と、配当抜きのベンチマークとの対比です。

ベンチマークよりも10%ものオーバーパフォーマンスとなっています。投資家にとっては嬉しい誤差ですが、ベンチマークとの連動性が良いとは言い難いです。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)とベンチマークとの差異


ただし、同じS&P500を投資対象とするインデックスファンドと、過去約1年間で比べてみると、上場インデックスファンド米国株式(S&P500)のほうがリターンが悪く、どうも、よく分からないといった状況になっています。

S&P500指数をベンチマークとするファンドのリターン比較



また、上場インデックスファンド米国株式(S&P500)は年に1回の分配で、2013年から分配を開始しています。現在の分配金利回りは0.91%(2018年9月13日時点)です。利回り水準が低いので、インカムゲイン狙いでは無く、キャピタルゲインを狙う投資対象として利用したほうが良いでしょう。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)の分配金利回り


ところで、本ETFの分配金の利回りは、競合するSPDR S&P500 ETFよりも低いです。SPDR(スパイダー) S&P500 ETFは、2018年3月末で1.37%の分配金利回りとなります。 この点も、よく分かりませんね。ちょっとモヤモヤした気持ちが残ります。

競合関係にあるETFや投資信託との比較

S&P 500指数に連動する、国内市場に上場した銘柄は、本ETFとSPDR(スパイダー) S&P500 ETFの2つのみです。長期分散投資で重要なポイントであるコスト、つまり信託報酬の安さから考えると、SPDR S&P500 ETFを利用するべきでしょう。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)は、日本の取引所での出来高自体は競合に比べて大きいのですが、デイトレード・スイングトレードなどの短期売買をする事を考慮すると、物足りない水準です。総合的に考えると、投資対象として不満が残るところです。

ETFの名称 信託報酬 出来高 純資産総額
上場インデックスファンド米国株式(S&P500) 0.16% 5910 57億円
SPDR(スパイダー) S&P500 ETF 0.09% 1618 27兆円


数年前と比べて、競合するインデックスファンド(非上場の投資信託)の信託報酬が随分と下がり、ETFと良い勝負が出来るようになっています。最もコストの安いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と本ETFのコストが同じですので、ETFは売買手数料分だけ不利になりますね。

この状況であれば、最初からETFでなく、インデックスファンドで運用する方針でも良さそうです。ただし、SPDR S&P500 ETFであればカブドットコム証券で売買手数料が無料で買付可能で、コスト的に最強になります。いずれにしろ、本ETFの出番は残念ながらありません。

ETFの名称orインデックスファンドの名称 信託報酬 コスト(円) 純資産総額
10万円 100万円
上場インデックスファンド米国株式(S&P500) 0.16% 160 1600 57億円
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.16% 160 1600 28億円
iFree S&P500インデックス 0.225% 225 2250 58億円

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)を購入できる証券会社

東京証券取引所に上場しているETFですから、下記ネット証券会社をはじめ、国内証券会社すべてで取引が可能です。ただし、売買手数料を考えると、下記いずれかになります。

10万円未満手数料無料松井証券
手数料が安い証券会社SBI証券ライブスター証券マネックス証券楽天証券
           岡三オンライン証券GMOクリック証券
手数料が高い証券会社野村證券大和証券SMBC日興証券

信用取引手数料はコチラをご覧ください(順位が大きく異なります)





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