上場したばかりの、iシェアーズ JPX日経400ETFについて

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iシェアーズ JPX日経400ETFの総合的な評価

iシェアーズ JPX日経400ETFは、ブラックロック社によって2014年12月1日に設立された、JPX日経インデックス400に連動する運用成績を目指す、インデックス型のETFです。 ですが、コスト(信託報酬)が最も低い訳でもないため、正直言ってメリットがあまり無いのかなと感じています。

投資手法によって、年間のコストが最も安いETFを利用するか、純資産総額や流動性が最も良いETFを採用するかどちらかになるのですが、両方の視点とも中途半端な位置づけになります。まだ設立間もないために出来高の推移など、今後の動向には注目して行きたいと思います。

iシェアーズJPX日経400ETFのイメージ

(2017年5月25日修正)

 

iシェアーズ JPX日経400ETF(証券コード:1364)の基本的知識

iシェアーズ JPX日経400ETF(証券コード:1364)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 1364 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:2014年12月1日) -
決算日 年2回(決算日:毎年2・8月の各9日) 1回にして欲しい
売買単位 1口 -
最低購入単価 1口 14,250円(2017/5/24時点) -
信託報酬 年0.17%(税抜) 微妙なコスト
信託財産留保額 なし -
純資産総額 898億円(2017年5月時点) -


●組み入れ銘柄構成

iシェアーズ JPX日経400ETFの業種別投資内訳と株式保有上位10銘柄

iシェアーズJPX日経400ETFとはどんなETFか?

iシェアーズJPX日経400ETFは、ROE(自己資本利益率)や、企業収益の持続性などの視点を取り入れ、東証1部、2部、マザーズ、JASDAQの中から400銘柄を選定して投資します。

具体的には3500銘柄の中から流動性や投資適正がある1000銘柄を選定。さらいROEなどのスコアリングを経て400銘柄まで絞り込みます。

JPX日経インデックス400の組み入れ銘柄選定プロセス


であれば大層なパフォーマンスを期待したいところですが、TOPIX(配当込み)とパフォーマンスを比較してみまても、特に何かメリットを感じられるようなものではありません。

むしろTOPIX(配当込み)に負けている状況です。無理をして利用する必要は無いと思いますが、気になるようであればサテライト的な資金投入に留めておけば良いでしょう。

iシェアーズJPX日経400ETFの実力をTOPIXと比較
(本来は比較対象外だが、傾向を見るために敢えて比べています。)


なお、ベンチマークとのかい離は、下記チャートを見る通り、ほとんど気にならないレベルとなっています。

iシェアーズJPX日経400ETFの基準価額の推移やベンチマークとの差異

競合する国内ETFとの比較・検討

競合する他のETFと比較すると、正直微妙な位置づけです。まず設立間もない為に出来高(流動性)が少ないと思われますし、純資産総額が今後どのように推移するか心配です。

そもそもコストである信託報酬の水準が微妙すぎます。カブドットコム証券のフリーETF(売買手数料無料)に指定されている、MAXIS JPX日経インデックス400上場投信が最安コストな上に売買手数料が無料ですからね。

ですから長期分散投資のような投資手法には、コスト(信託報酬と手数料無料)が最安のMAXIS JPX日経インデックス400上場投信カブドッコム証券にてフリーETFとして利用する。

デイトレ・スイングトレード一般的な株式投資としてETFを売買する場合は、出来高が一番大きいNEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信を利用するのがベストでしょうね。

ETFの名称&証券コード 信託報酬 純資産総額 出来高
MAXIS JPX日経インデックス400上場投信(1593) 0.078% 1826億円

3,197

上場インデックスファンドJPX日経インデックス400(1592) 0.1% 1164億円

4,872

iシェアーズJPX日経400ETF(1364) 0.17% 898億円 292
One ETF JPX日経400(1474) 0.17% 741億円 9
ダイワ上場投信-JPX日経400(1599) 0.18% 1326億円

530

NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信(1591) 0.2% 4386億円

13,097



それにしても1年間でどれも純資産残高がかなり増えています。インデックスファンド(次の項)よりも明らかに大きく伸びていますね。インデックス投資はETFの時代に突入しています。

競合するインデックスファンド(非上場の投資信託)との比較

現状のiシェアーズ JPX日経400ETFの信託報酬の水準は、10万円程度の投資資金だとしても「売買手数料+年間の信託報酬」が、競合するノーロード投資信託の年間コスト(信託報酬)と同じような水準です。(松井証券で買い付けた場合は、10万円未満だと売買手数料は無料)

つまり1年目のコストが同等であるために2年目以降は、割安な年間コストな分だけ運用成績が向上するという訳ですね。このように考えると少額の投資だとしても、ノーロード投資信託を利用せずに本ETFを利用しても十分にメリットがあるかなと感じます

ただし、コスト最重視の場合はカブドットコム証券のフリーETF(売買手数料無料)である、MAXIS JPX日経インデックス400上場投信が一押しです。

ETFの名称orインデックスファンドの名称 信託報酬 コスト(円) 純資産総額
10万円 100万円
MAXIS JPX日経インデックス400上場投信(1593) 0.17% 170 1700 898億円
iFree JPX日経400インデックス 0.205% 205 2050 0.43億円
野村インデックスファンド・JPX日経400(Funds-i JPX日経400 0.40% 400 4000 86億円


なお、iシェアーズ JPX日経400ETFは2014年の12月に上場してから、かなりの勢いで資金が集まり、純資産総額は898億円に達しています。他のインデックスファンドに比べて、資産規模の水準は全く問題無いですね。

分配金を得るための投資について

現在の分配金利回りは、1.64%(2017年5月23日時点)です。年間2回の分配方針のETFです。基本的に利回りは低いようですから、株式の価格上昇(キャピタルゲイン)を狙う運用方針で購入の検討をした方が良いでしょう。

iシェアーズJPX日経400ETFの分配金利回りの推移

購入できる証券会社はここ

東京証券取引所に上場しているETFですから、下記ネット証券会社をはじめ、国内証券会社すべてで取引が可能です。

10万円未満手数料無料松井証券
手数料が安い証券会社SBI証券ライブスター証券マネックス証券楽天証券
           岡三オンライン証券GMOクリック証券カブドットコム証券
手数料が高い証券会社野村證券大和証券SMBC日興証券

信用取引手数料はコチラをご覧ください(順位が大きく異なります)






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