ダブルインバース型ETF、日経平均ベア2倍上場投信について

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日経平均ベア2倍上場投信の総合的な評価は?

日経平均ベア2倍上場投信は、「日経平均ダブルインバース・インデックス」の変動率と基準価額の変動率が一致する運用成績を目指す、レバレッジETFです。運用会社は、シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社です。

日経平均 ベア2倍 上場投信のイメージ


競合ETFの中では、信託報酬が一番安い事が最大の特徴です。しかし流動性が非常に悪く、最低購入単価が10口 90,900円(2014/12/30時点)と高い点が非常に気になります。レバレッジ商品は流動性が命ですから、残念ながら利用しにくい銘柄です

ダブルインバース型の商品は、デイトレ・スイングトレード向きであり、かなり高度な売買技術を要しますので、取扱いには注意が必要です。もしも日経平均株価指数の下落トレンドを利益にしたいのでしたら、NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信をお勧め致します。

(2015年1月8日公開)

日経平均ベア2倍上場投信(証券コード:1360)の基本的知識

日経平均ベア上場投信(証券コード:1360)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 1360 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:平成26年11月10日) -
決算日 年1回(決算日:毎年4月3日) 分配金はありません
売買単位 10口 -
最低購入単価 10口 90,900円(2014/12/30時点) 最低購入単位が高いです
信託報酬 年0.75%(税抜) 少々高め
信託財産留保額 なし -
純資産総額 14億円(2014年12月時点) 少ないです

日経平均 ベア2倍 上場投信とは

日経平均株価指数のダブルインバース型の銘柄は、下記のように日経平均が下落した際に、2倍近くの変動で上昇する特性を持っています。レバレッジが効いていますから、下落トレンドの大きな利益を取る事が可能になります。

通常、信用取引の空売りでなければ下落トレンドを利益にする事は出来ませんが、このETF種のETFを使うと、「買い」のトレードで利益にする事が可能な点も大きな特色です。

日経ベア2倍指数と日経平均の関係


ただし、銘柄の特性として、レンジ相場のような上昇や下落を交互に繰り返すような状況では、価格が下落する特性があります。そもそも、日経平均株価指数が下落してETFの価格が上昇する訳ですから、長期分散投資のような運用方法では採用しないようにしましょう。

日経平均ダブルインバース・インデックスと日経平均の1日目と2日目の基準価額の差異


もう1点。短期トレードがメインですから特に気にならないと思いますが、2営業日以上離れた期間で比較すると、日経平均株価指数の変動率が完全に-2倍になる訳ではありません。-2倍近いレバレッジが効く、という事です。

レンジ相場における日経平均ダブルインバース・インデックスと日経平均の1日目と2日目の基準価額の差異

競合する国内ETFとの比較・検討

日経平均ベア2倍上場投信は信託報酬が安いのですが、長期分散投資に利用できない銘柄ですから、正直メリットとは言えないですね。むしろ短期トレードで重要になる出来高が非常に少ない上、最低購入単価が高く、デメリットが大きすぎます。

日経平均のダブルインバース型銘柄でトレードを行うのであれば、競合ETFであるNEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信の購入をお勧め致します。

ETFの名称&証券コード 信託報酬 純資産残高 出来高
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357) 0.8% 269億円 2,333,869
日経平均 ベア2倍 上場投信(1560) 0.75% 14億円 22,750
ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス(1365) 0.75% - -

一般のレバレッジ型投資信託と比較してみると、どうなのか?

記事執筆時点で、日経平均ダブルインバース型の非上場の(一般の)投資信託は2銘柄あります。新光Wベア・日本株オープンIIIなんて、29億円の資金が集まっていますが、誰が買っているのでしょうか? 中身を理解して購入しているのか不安になりますね。

これまで述べてきたように、日経平均のインバース型銘柄は下落トレンドで価格が急上昇する特性があります。さらに、下落トレンドは上昇の3倍と言われるほど、価格変動が早い。

このように売買するタイミングが非常に重要になる取引で、非上場の投資信託を利用する事自体がナンセンスです。 個別株式同様にトレードが可能な国内ETFを利用するべきです。

本ETFは流動性が悪いので、日経平均ダブルインバース型のETFはNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信を利用しましょう。

ETFの名称&投資信託の名称 信託報酬 ?コスト 純資産総額
10万円 100万円
日経平均ベア2倍上場投信 0.8% 800 8000 269億円
新光Wベア・日本株オープンIII 0.85% 850 8500 29億円
日経225ダブル・ベアファンド 1.0% 1000 10000 4億円

日経平均ベア2倍上場投信を購入できる証券会社

東京証券取引所に上場しているETFですから、下記ネット証券会社をはじめ、国内証券会社すべてで取引が可能です。

手数料が安い証券会社SBI証券ライブスター証券マネックス証券楽天証券
           岡三オンライン証券GMOクリック証券カブドットコム証券松井証券
手数料が高い証券会社野村證券大和証券SMBC日興証券

信用取引手数料はコチラをご覧ください(順位が大きく異なります)


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