A株に投資できるが中身はイマイチ、上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300

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上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300を、総合的に口コミで表現する

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300は、「円換算したCSI300指数」に連動した運用成績を目指すETFです。運用会社は、日興アセットマネジメント株式会社です。

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300


上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300を利用すれば、中国本土の代表的な300銘柄に、お手軽に分散投資が可能です。A株はいままで外国人投資家が売買できなかった市場ですから、非常に魅力的です。

ですが、年間コストはETFにしては高い上に、ベンチマークとの乖離が非常に大きいのが悩みの種です。無分配ですから、分配金狙いの投資にも向いていません。 当然、長期分散投資にもお勧めできません。

新興国全体に分散投資が可能な、iシェアーズ エマージング株ETF (MSCIエマージングIMI)(1582)や、上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング) (1681)を素直に使った方が良いと思えます。

なお、どうしても中国単一市場に投資したい場合、海外ETFのiシェアーズ FTSE 中国A50 インデックス ETF(香港市場、コード02823)も存在しますが、やはりコスト等の問題があり、購入は見送りです。

中国A株にこだわらなくても、トラッカーファンドオブ香港(香港市場、コード02800)のほうがコストが超絶に安いので、そちらを検討すればよいかと考えます。

(2015年1月27日公開)

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300(証券コード:1322)の基本的知識

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300(証券コード:1322)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 1322 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:2008年4月7日) -
決算日 年1回(決算日:毎年1月10日) 運用開始以来、無分配です
売買単位 10口 -
最低購入単価 10口 53,600円(2015/1/21時点) -
信託報酬 年0.95%(税抜) 高いです
信託財産留保額 なし -
純資産総額 60億円(2015年1月時点) 少ないです


●組み入れ銘柄構成

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300の資産構成比率と組み入れ上位10銘柄

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300、管理人の感想は?

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300のベンチマークであるCSI300指数は、上海証券取引所と深セン証券取引所に上場されている、全A株(通常は外国人投資家は売買出来ない)の中から、時価総額と流動性の高い300銘柄で構成されています。

中国の株価を代表する株価指数という事になります。 中国本土の中国株式には、なかなか投資する事が難しいのですが、本銘柄を利用すると簡単に分散投資が可能です。

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300の純資産残高と基準価額、及びそれとCSI300指数とのかい離の状況


ただし当ETFは、ベンチマークとの乖離量が、驚くぐらい大きいのが非常に問題です。最大で26%程の誤差が発生していた月もあります。これまで多くのETFを見てきましたが、ここまで大きな乖離がある銘柄も珍しいかと思います。

加えて管理人が気になるのは、本土中国の300銘柄のパフォーマンスです。国内ETFでは上場インデックスファンド中国H株(ハンセン中国企業株)(1548)が、香港証券取引所に上場する中国企業の優良40銘柄に投資しているので、そのベンチマークであるハンセン中国企業株指数(H株)と比べてみましょう。

ハンセン中国企業株指数(H株)とCSI300の運用結果の比較
黄色線はCSI300、緑線はハンセン中国企業株指数(H株))


2014年度後半からの、CSI300指数の上昇は凄まじいですね。アベノミクス時の日本株を思い出させるような動きです。ですが過去5年程前から見てみると、ずっと下落しながら停滞していた訳で、しっかりとした相場感が無いと、このような上昇について行くのは難しいでしょう。

激しく上昇しているからと、多額の資金を突っ込むのは火傷するだけです。このように、どの地域の株式が良いパフォーマンスを出すのかを知る事は、非常に難しいです。利用するとしても、サテライト的な運用で少額の資金で購入すべきです。

CSI300をベンチマークとする別のETFは?

東京証券取引所に上場している国内ETFで、中国のCSI300指数に連動するタイプのETFは、現時点で本銘柄を含めて2銘柄です。当ETFの競合としては、ChinaAMC CSI 300 Index ETF-JDR(1575)になります。 ちょっとチャートを比較してみましょう。

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300とChinaAMC CSI 300 Index ETF-JDRの基準価額を比較
青線:当ETF 赤線:競合のChinaAMC CSI 300 Index ETF-JDR )


そもそも当ETFは、ベンチマークとの乖離が非常に大きいので利用するのに中途してしまいます。競合ETFであるChinaAMC CSI 300 Index ETF-JDR(1575)は、コストが少し安いのですが、出来高が異常に少ないETFですから悩むところです。

かなり苦しい選択ですが、ある程度の流動性が無いと取引が出来ないので、どうしてもCSI300指数に連動するETFを利用したい場合は、当ETFにした方が良いのかな?と感じます。


ETFの名称&証券コード 信託報酬 純資産総額 出来高
上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300 0.95% 60億円 3,770
ChinaAMC CSI 300 Index ETF-JDR(1575) 0.85% 14億円 30


というか、冒頭に書いたように、香港市場に上場しているトラッカーファンドオブ香港を買っておけば良いと思いますがね。なお、同じベンチマークの一般の投資信託は存在しません。

上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300を購入できる証券会社

東京証券取引所に上場しているETFですから、下記ネット証券会社をはじめ、国内証券会社すべてで取引が可能です。

手数料が安い証券会社SBI証券ライブスター証券マネックス証券楽天証券
           岡三オンライン証券GMOクリック証券カブドットコム証券松井証券
手数料が高い証券会社野村證券大和証券SMBC日興証券

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