使う目的が全く分からぬ、日経300株価指数連動型上場投資信託

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日経300株価指数連動型上場投資信託は、どんなETF?

日経300株価指数連動型上場投資信託は「日経株価指数300」に連動する運用成績を目指すETFです。運用会社は、野村アセットマネジメント株式会社です。

日経300株価指数連動型上場投資信託


東証1部上場の300銘柄から構成される日経株価指数300ですが、運用パフォーマンスは正直言って、残念でならない状況です。過去5年間で日経平均株価指数に大負けしている状況ですから、そもそもベンチマークの存在理由そのものがイマイチ分かりません。

その上、ベンチマークとの乖離が異常な程大きいというETFです。加えて、最低購入単価が非常に高い。2015年1月8日時点で、約24万円もの資金が必要です。サテライト的に利用する価値が、まったく見いだせない銘柄ですね。

長期分散投資をする人は、国内株式は恐らく、TOPIX(若しくは日経平均株価指数)に連動するタイプの銘柄を利用しているはずです。そこにサテライト的に、運用成績を押し上げる目的に採用するには物足りない。

やはり、JASDAQ - TOP20 上場投信(1551)マザーズ・コア 上場投信(1563)のような、ここ一番で爆発的な上昇力を持ったような銘柄を追加した方が、良いかなと思います。

(2016年10月14日更新)

日経300株価指数連動型上場投資信託(証券コード:1319)の基本的知識

日経300株価指数連動型上場投資信託(証券コード:1319)の概要は、次の通りです。

項目 内容 感想コメント
証券コード 1319 -
上場市場 東京証券取引所 -
信託期間 無期限(設定日:平成7年4月12日) -
決算日 年1回(決算日:毎年7月10日) -
売買単位 1000口 -
最低購入単価 1000口 207,000円(2016/10/7時点) 金額が張ります
信託報酬 年0.52%(税抜) やや高めのコスト
信託財産留保額 なし -
純資産総額 93億円(2016年10月時点) 少ない、以前よりも減少している


●組み入れ銘柄構成

日経300株価指数連動型上場投資信託の銘柄別投資比率

日経300株価指数連動型上場投資信託の、管理人の意見

日経株価指数300とは、1993年に日本経済新聞社によって作られた指標で、東証1部上場の300銘柄から構成されている株価指数です。そもそも日経平均株価指という、日本を代表する225銘柄で構成される指数と、どの程度パフォーマンスが違うのかと思い、比較したのが下記。

日経株価指数300と日経225の推移を比較したグラフ
オレンジ線が日経300ETF、青線が日経平均)


うーむ。日経平均に負け続けているようですね。正直、ベンチマークとしての位置づけが、よく分からないです。この結果を見る限り、サテライト的に利用する価値もない銘柄だと感じます

さらに凄いのが、ベンチマークである日経株価指数300との乖離が、超凄まじくデカい時がありました。2015年度で一番乖離が大きい月には、40%近い乖離がありました。(運営会社にはそういうチャートが無かった・怒)。


オレンジ線が日経300ETF、青線がベンチマーク)


ところで2016年9月時点で、当サイトに読者さまから次のようなメールをいただきました。

 「ベンチマークである日経株価指数300との乖離が、超凄まじくデカい」という点について。最近、1口当たり純資産を20%ほど下方乖離した市場価格で取引されているのは事実ですが、これは長期投資家から見れば、必ずしも不利とは言えません(乖離のない価格で購入し下方乖離した市場価格で手放す投資家は別として)。

この点、イギリスに100年以上前からある多くのインベストメントトラスト(Investment Trust。日本語で「投資信託」と訳されるが、投資家に解約請求権がなく、市場で売買するしかない(現物株ポートフォリオとの交換もできない)。よって、市場価格は1株当たり純資産より下方乖離するのが普通)に類似した状況になったのが理由と考えますが、その点について貴稿の言及(というより、御認識)がありません。

「最初から20%下方乖離した市場価格で買い、同様の市場価格で売る」投資家から見れば、「少ない資金でより多額の株式ポートフォリオを買える」というメリットがあります。

日経300上場投信の有する現物株ポートフォリオの配当利回りを2.85%とし、信託報酬等コストを0.6%として、差し引き2.25%の表面利回り(=これが前期実績分配金1口当たり5.534円の、前期末基準価格245.71円に対する利回り)ですが、最初から20%下方乖離した購入価格比では2.81%の利回りなので、当該投資家から見れば、運用コストの負担はほぼ無いに等しいです。これは、見方によっては、ずいぶん有利な投資、になるはずですが。


確かにベンチマークから下方乖離した状態で購入し、2015年中旬のように上方乖離した状態、もしくはベンチマーク同等の価格時に売却すると、乖離分の差額を利益として得る事が出来ます。

ただ、ベンチマークの乖離を利益に変えるタイミング売買などは、ほとんどの投資家は出来るはずもないので、お便りをお寄せ下さった投資家の凄腕に感心するのみでございます。

そんな超絶に微妙なタイミング投資ができる人ならば、はるかに個別株投資の方が利益を出しやすく、ETFを利用するメリットがあるとは思えません。あくまで管理人の感覚ですが・・・

日経300株価指数連動型上場投資信託を活用しての、分配金(配当金)目的の投資について

2015年1月時点での分配金利回りは、1.31%で、年に1回の分配方針です。国内株式に投資する銘柄は、どこも同じような傾向を示しています。分配金利回りを目的とした投資には、向かないという事です。キャピタルゲインを狙う銘柄と認識した上で、採用の検討をお勧め致します。

日経300株価指数連動型上場投資信託を、購入できる証券会社はここ

この銘柄は東京証券取引所に上場しているETFで、下記ネット証券会社で取引が可能です。ただし、売買手数料を考えると、下記いずれかになります。(一部の証券会社での取り扱いはありません)

10万円未満手数料無料松井証券
手数料が安い証券会社SBI証券ライブスター証券マネックス証券岡三オンライン証券カブドットコム証券
手数料が高い証券会社野村證券大和証券SMBC日興証券

信用取引手数料はコチラをご覧ください(順位が大きく異なります)


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